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【週刊軍事情報】戦争の大衆化進めたRPG−7 (ZAKZAK)
「アフガニスタンとダルフールだけはダメだ。あそこに行けば確実に死者が出る」と防衛省幹部が真剣な表情で語る。
民主党の小沢一郎代表は、アフガニスタンにおける国際治安支援部隊(ISAF)やスーダンのダルフール地方での内戦に対しても、自衛隊派遣の意欲を示している。ここに来てトーンダウンしているとはいえ、実現すれば“大変なこと”が起きるのは間違いない。
こうした地域の武装勢力が手にしている武器が、小銃AK−47、対戦車火器RPG−7、砲弾などを利用した即席爆発装置IEDの“3種の神器”だ。いずれも取り扱い簡単、安価、威力もそこそこ。
RPG−7は2001年12月に奄美大島沖で発生した北朝鮮工作船事件で、北の工作員が発射したことから日本でも一気に有名になったが、1962年にソ連軍で歩兵用対戦車兵器として配備が始まった。長さ約65センチ、直径約4センチの鉄製発射筒から重量2−4.5キロの弾頭を発射する。
弾頭はまず普通の砲弾のように発射用火薬に点火して飛び出す。10メートルほど進むと今度は弾頭に内蔵されたロケット推進火薬が燃焼して飛んでいく。無誘導なので百発百中というわけにはいかないが、成形炸薬弾を使う弾頭の威力はバカにできない。イラクでは米軍の世界最強ともいわれる戦車M1A1も撃破されているほどだ。
さらにやっかいなのは操作が簡単で発射時の反動もないことから女性や子供でも扱えること。
なんとこのRPG−7、モンゴル軍などは金をとって観光客に撃たせている。日本人の体験者は「発射の瞬間は体全体に『ボン』という軽い衝撃波のようなものを感じるが、反動はない。チョットしたこつをつかめば、命中させるのも難しくない。3発撃って1発を100メートル先のポンコツ自動車の標的に命中させられた」と証言する。
気になるお値段は、1発7000円ほどだったとか。こんなに安いが故に、貧困地帯でも「戦争」ができるのだ。
ZAKZAK 2007/10/30
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007103043_all.html