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ミャンマー軍政、少年兵を募集 人権団体報告書(CNN)
2007.10.31 Web posted at: 15:28 JST - CNN/AP
バンコク──米ニューヨークを拠点とする人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ミャンマー(ビルマ)軍事政権が少年たちを兵士として募集しているとの報告書を発表した。わずか10歳の少年兵もいるという。
135ページの報告書によると、軍政が子どもを採用目標にする理由は、軍が規模拡大を継続する一方で兵士の脱走率が上昇しており、志願兵が不足しているため。年齢や身体の面で採用基準に違反しているのは明らかだが、軍の採用官と民間のブローカーは少年兵採用の見返りに現金を受け取っている。ミャンマーの少数民族カレン人の武装勢力も、軍政より小規模ながら少年兵を採用している。
軍の採用官は少年兵の年齢を、採用年齢の下限である18歳と偽るのが慣例になっている。ある少年兵は11歳で採用され、身長は約130センチ、体重は約30キロに過ぎなかった。
少年兵は採用後に18週間の軍事訓練を受け、戦闘地域に送られるのが典型例。村を焼き打ちしたり、民間人を強制労働させたりといった人権侵害行為に関与することもある。脱走を図った場合は虐待を受け、再び強制採用されるか拘留される。
ミャンマー情報省の関係者はAP通信に対し、報告書について「事実無根の主張や反体制グループの誇張されたうそに基いており、偏向している」とコメントした。関係者が電子メールで回答したところによると、軍政は1973年から未成年者や、本人の意思に反した兵士採用を禁止。2004年には少年兵採用防止に取り組む委員会を設立し、規制を強化したとされる。
ただ、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、委員会が少年兵に関する海外の報道を非難することに集中し、問題に効果的に取り組んでいない、と指摘している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200710310013.html