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エジプトが原発正式表明 米容認、イランと違い鮮明
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007103001000185.html
【カイロ30日共同】エジプトのムバラク大統領は29日、同国内で複数の原子力発電所を建設する計画を正式に表明した。米政府は親米国であるエジプトによる平和的核開発を容認する姿勢を示し、反米国家イランなどの核開発への対応との違いが鮮明になった。
核開発を続けるイスラム教シーア派国家イランの影響力拡大を脅威ととらえるスンニ派アラブ諸国は、エジプトのほかにもヨルダン、アルジェリア、ペルシャ湾岸諸国などが他国の協力を受けた平和的核開発に意欲を示しており、中東に原発開発の波が押し寄せている。
大統領は、近日中に平和的核エネルギー利用のための評議会を設置すると言明。国際原子力機関(IAEA)と協調しながら核不拡散体制の枠内で計画を進め、核兵器開発は求めないと述べた上で、エネルギーの確保は「国家安全保障の一部だ」と強調した。