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インド洋で最後の給油 海自、任務終え撤収へ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007103002060381.html
2007年10月30日 朝刊
テロ対策特別措置法が期限切れになり、インド洋での海上自衛隊の活動が中断するのを目前に、海自派遣部隊(指揮官・尾島義貴一等海佐)は二十九日午後(現地時間)、インド洋北部アラビア海でパキスタン海軍の駆逐艦に対し、同法に基づく最後の洋上給油を実施した。
二〇〇一年十二月に始まった洋上給油は、今回で七百九十四回目。テロ特措法は日本時間十一月二日午前零時に失効、石破茂防衛相はその前に撤収命令を出す方針だ。
今年七月に日本を出発した補給艦「ときわ」(神奈川県・横須賀基地)と護衛艦「きりさめ」(長崎県・佐世保基地)は命令を受け約三週間かけて帰国する。
尾島一佐は「ほっとしている。後は淡々と与えられた任務を遂行するだけ」とコメントした。
「ときわ」は二十九日午後、哨戒ヘリコプターが周囲を警戒する中、パキスタン駆逐艦と合流。約四十メートルの間隔を取りながら「蛇管(だかん)」と呼ばれる送油ホースを接続、約一時間四十分にわたって並走しながら艦船用燃料(軽油)を流し込んだ。
駆逐艦の艦橋後部には「自由のための燃料をありがとう」と英語のメッセージが掲げられた。給油終了後、駆逐艦の甲板にはいつもの倍近い約七十人の乗組員が集まって万歳をし、日本の国歌を演奏したという。
防衛省統合幕僚監部によると、海自は活動開始からこれまでに、延べ五十九隻の艦艇と延べ約一万一千人の隊員を派遣し、米英パキスタンなど計十一カ国の艦艇に洋上給油を続けてきた。