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【外交】アメリカ大使館、格安の地代「年額250万円」の値上案を拒否し10年間滞納 98年分は12月で時効
1 :窓際政策秘書改め窓際被告φ ★:2007/10/29(月) 15:51:54 ID:???0
米大使館、地代10年滞納 国有地、年額250万円
在日米国大使館が立つ東京・赤坂の国有地1万3000平方メートルの賃貸料が、10年にわたり
未納となっている。日本政府は97年まで年額250万円を受け取ってきたが、値上げ案を提示した
ところ、反発した米側が支払いを拒否。未納が始まった98年分の賃貸料についての時効が
今年12月中旬に成立するため、政府は民事訴訟も視野に入れながら、米政府とギリギリの
交渉を続けている。
問題の国有地の賃貸借契約は、1890(明治23)年に日米両政府が結んだ。物価水準の
上昇などを踏まえ、1974年と83年の2回、賃料を上げた。今回の不払いは、98年から
段階的に10倍程度まで値上げする案を米側に提示したことがきっかけとなった。
民法の規定で、賃貸料の債権は5年で消滅するが、日本政府が02年12月に納入を求める
書面を送ったため、時効はいったん中断。最終的な時効は今年12月に成立する。
国有地を在日公館の敷地として貸し出している相手は米英など4カ国。国会や官庁街に近い
都心の一等地の賃貸料が年額250万円ということに、不動産業界関係者は「格安なのは確かだ」
と話す。英国大使館が立つ3万5000平方メートルの国有地(東京・一番町)の賃貸料は
年3500万円だ。
日本政府は「対米関係が重要なのは当然だが、財政事情が厳しい中で安易な妥協はできない」
との立場。政治レベルで妥協する可能性もあるが、時効成立までに交渉がまとまらなければ、
「日本国対米国」という異例の民事訴訟に発展することもあり得る。
在日米国大使館報道室は「日本政府と協議を続け、問題が解決することを期待している」と
話している。
朝日新聞 asahi.com(2007年10月29日10時01分)
http://www.asahi.com/politics/update/1028/TKY200710280133.html