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http://www.afpbb.com/article/politics/2304262/2292228
【10月29日 AFP】国際原子力機関(IAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長は28日、イランが核兵器を製造している証拠はないと言明、好戦的な発言を行う米国と異なる姿勢を示した。
エルバラダイ事務局長はCNNの取材で「具体的な核開発計画が現在進行しているという情報は一切受けていない」と述べ、米国による脅迫は「火に油を注ぐ」と警告した。また「たとえ核開発を行っているとしても、実際に核兵器を保有できるのは少なくとも数年先だろう」とし、「現段階では引き続き建設的な外交に取り組むべきである。外交と査察意外に問題の解決方法はない」と語った。
追加制裁を含め米国によるイランに対する警告が厳しく成りつつあることを受けて、現在の米政府の動向を2003年3月のイラク侵攻前と比較する見方が強くなる中、ホワイトハウスは26日、これを否定。トニー・フラット(Tony Fratto)報道官は記者団に対し、「我々は外交的解決に向けて最大限努力している」と発言した。
エルバラダイ事務局長は、米国がIAEAよりもイラン核開発に関する情報を多く握っているならば、「情報提供を歓迎する」と述べた。また、「イランには依然として多くの疑問点が残されている」としながらも、核兵器に使用できる核物質を所有しているところを確認したわけでもなく、核開発プログラムを確認しているわけでもないと述べた。(c)AFP