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1380億円の使途「不透明」、米国務省のイラク援助金
http://cnn.co.jp/business/CNN200710230031.html
2007.10.23
Web posted at: 21:49 JST
- CNN
米国務省は23日、イラク警察への軍事備品の支給、訓練に当たる企業ディンコープ・インターナショナルと契約した約12億ドル(約1380億円)相当の大部分の使途が不明瞭になっている事実を明らかにした。昨年10月時点の数字だが、税金の浪費もしくは「詐欺」も疑い得る状況にあるとしている。
イラク再建への援助金の支出目的などを調べていた国務省の査察官の報告書で判明した。12億ドルは同省の国際麻薬・法秩序問題担当部局が支出先。同部局はバグダッド要員を増員し、援助金の使途を調べるなど対応策を取っていると主張している。
報告書はイラクに2年滞在、援助金の使途などを調べた会計士がまとめたもので、連邦議会付属機関の政府監査院にも長年協力している。
同社が契約に従い、警察への武器配給などに関与していることは確かだが、届いている公金の使途を裏付ける文書内容が極めてずさんだという。仕入れ書などの記述の信ぴょう性にも疑問が出ているとしている。
ただ、イラク武装勢力の攻撃が続き治安維持がぜい弱な中で、契約書を結んでも条項履行の確認作業が難航する状況もあると指摘。「(国際麻薬・法秩序問題担当部局に)請求書が来たら金を払うが、実際に何に使われるのか見当が付かない場合もある」としている。米国に比べ、時間が掛かるイラクのビジネス流儀が問題をこじらせていることも示唆している。
同社の広報担当もイラクでの契約履行が現在、複雑であることを認め、請求書が2枚届く例もあったとしている。
今回の報告書は、イラクへの援助金の実態解明を求める連邦議会が求めていたもので発表は2度目。来春までに最終報告書がまとまる見通し。