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整理整頓Re: ネオコン公式説に尻尾を振り続ける「9・11言論詐欺師」撃退の手引書
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/270.html
投稿者 姉葉大作 日時 2007 年 10 月 19 日 22:55:06: 1eq0f123HFFf2
 

(回答先: ネオコン公式説に尻尾を振り続ける「9・11言論詐欺師」撃退の手引書 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 10 月 18 日 19:36:16)

理解しやすいように整理してみました。

ネオコン公式説に尻尾を振り続ける「9・11言論詐欺師」撃退の手引書

拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究』に詳しく書いてあることなのですが、逆に詳しすぎて少々分かりづらい部分があるかもしれません。あれは「9・11言論詐欺」撃退法の総集編といったものなのですが、それでもまだ《発展途上》で未完成の部分を多く含みます。ただ、日本語で最初にまとめられたWTCビル「崩壊」の物理的事実の「辞典」と言って良いものだと自負しております。

しかし、9・11の真相を知ってもらうためにはもう少し簡略化されたものが必要かもしれません。以下にまとめた投稿は、できましたら拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究』をご覧になって詳しいことを確認しながらご理解いただいた方が良いと思います。
(参照:ご購読の際には、税金を取らない下のサイトからが最もお得です)


購入方法

なお、この投稿の転載やコピー・引用は大歓迎です。大いに広めてください。


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「9・11言論詐欺師」撃退の手引書

【以下の写真やビデオのUrlで、一部に直接にはリンクしないものがあるかもしれない。その場合にはご面倒だがUrlをワープロ画面などにコピーしてクリックしていただきたい。特に[911research.wtc7.net]のものは直接にはつながらない可能性が高い。】


もちろんのことだが「9・11事件」は、それが起こる以前から続いてきた政治的な策謀の結果であり、そしてそれ以降に起こり現在も続いている「対テロ戦争」の出発点でもある。

しかし、その日まで何も知らなかった我々にとって、それはWTCタワーおよびペンタゴンへの飛行機の激突と、WTCタワーの「崩壊」が、すべての始まりだった。私は何度も繰り返して主張してきたが、このWTCタワーの崩壊こそが「対テロ戦争の要中の要(かなめちゅうのかなめ)」なのだ。

WTCビル群の「崩壊」が《飛行機の激突と火災と地球の重力によって起きた自然現象》ではないことが明らかになるならば、必然的に、それ以降に起きた様々な戦争や各国の政策の、ありとあらゆる根拠が崩れ去り、それ以前に準備されてきた政治策謀とその主体の全容が明らかにされる。そしてまさにそれが起きようとしている。

だから私は、「WTCビルの崩壊」という1点に徹底的にこだわり続けているのである。WTCビル「崩壊」の物理的な証拠のほとんどは意図的に消し去られたのだが、幸いなことに、物理的証拠に準ずる価値を持つ映像資料が実に豊富に残されている。映像資料を分析することで動かしがたい重大な確証が数多く得られることだろう。さらにそれは、広範な人々にとって最も分かりやすく最も確信の持てるものなのだ。

未だに「9・11同時多発イスラム・テロ」を信奉する者達は、映像資料に残された「ビル崩壊」の物理的事実から逃げまくっている。そして事実を指摘する者に「陰謀論者」の悪魔化レッテルを貼り付けることで黙らせ、事実を隠蔽し捻じ曲げ誤魔化し、世間の目を事実からそらさせようと、飽きもせずに試み続けている。しかも「左翼」「反戦平和」などといった旗印を掲げるグループや個人にこの言論詐欺師が目立つことが特徴である。

このような卑劣な「9・11言論詐欺師」どもには『有無を言わさぬ事実』をぶつけるしかない。『論をもって論に対抗する』ような愚かな真似はすべきではない。事実を記録する1枚の写真、1本のビデオ映像は、1万ページの論文を凌駕する。事実だけが力を持ちうるのだ。

以下に、「WTC崩壊」に関する紛れも無い事実から抜粋して、その最も明白で分かりやすい部分を9項目に分けて説明しよう。どうかこれを、「陰謀論」のレッテル貼りを唯一の武器にする卑劣漢どもに対する「詐欺撃退の手引き」としていただきたい。

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【事実1】NISTは「WTC崩壊」を全く分析していない

NIST(米国国立標準技術研究所)は2005年に「世界貿易センター・タワー崩壊に関する最終報告(Final Report on the Collapse of the World Trade Center Towers)」を公表した。3年という年月と2千万ドルの費用をかけた調査・研究であり、そしてこれが米国政府によるWTC崩壊に関する実質的な『最終解答』であった。

Final Report on the Collapse of the World Trade Center Towers

ところでこの「最終報告」で、NISTは「WTCツインタワーの崩壊」についてどう言っているのか。その82ページにある次の部分がその全てを物語る。
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この研究の焦点は、飛行機による衝撃の瞬間からそれぞれのタワーの崩壊開始に至るまでの一連の出来事であった。この報告の短さのために、この一連の出来事は「可能性ある一連の崩壊」という形で言及されたが、それは実際には、崩壊開始の条件が整い崩壊が不可避となって以後のタワーの構造的な振る舞いを含むものではない。
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『崩壊開始の条件が整い崩壊が不可避となって以後のタワーの構造的な振る舞いを含むものではない』。要するに「崩壊が開始して以後のことは、ワシャ、知らん!」ということだ。これがNISTの「世界貿易センター・タワー崩壊に関する最終報告」であり、そしてこれが米国政府の公式の態度なのだ。

実際にこのレポートに「崩壊のプロセスとその結果」に関する記述は見当たらない。NISTが分析したのは「崩壊が開始する前まで」であり、「WTCの崩壊」自体からは一目散に逃亡するのである。

この「最終報告」はWTCビル「崩壊」に対する米国政府の無条件降伏宣言、白旗、タオルに他ならない。(以後、世界中の911言論詐欺師どもはNISTからはしごを外され、慌てふためいて支離滅裂になっている。ザマミロ。)

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第9章』をお読みいただきたい。)


【事実2】NISTはWTCタワーの鋼材が600℃になった根拠すら提示できない

それではNISTが「飛行機による衝撃の瞬間からそれぞれのタワーの崩壊開始に至るまでの一連の出来事」をどれくらい正確に分析し報告しているのだろうか。

「最終報告」の中で彼らは、600℃に達した痕跡のある鋼材を1本たりとも発見できていないことを表明している。そればかりか、火災現場にあった鋼材の中にすら、250℃を超えた形跡のある鋼材をほんのわずかしか見つけ出していない。しかもそれらは頑丈なコアの支柱ではなく細い外周支柱である。

やれ「600℃」だのやれ「1000℃」だのという以前の問題なのだ。250℃すらほとんど見つかっていない。これが事実である。後はさしたる根拠も無い「推測」のオンパレード。これがNIST「最終報告」の実態である。

しかもそれは、最も温度の高かった火災現場のデータであり、火災現場はWTCタワー上層階のごく一部分に過ぎない。両タワーの鉄骨構造がその大部分の箇所でほとんど常温であったことに疑いをはさむ余地は無い。

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第3章』をお読みいただきたい。)


【事実3】明白な不完全燃焼の炎が「1000℃」であるとするNISTのトンデモ

ジェット燃料やジェット機に積まれていた(かもしれない)貨物、ビルの中にあった有機物の家具や建材は、閉鎖的な空間の中で真っ黒い煙を大量に吐き出して燃えていた。酸素不足による明々白々な不完全燃焼である。

(参照写真)



石油類はもちろん、家具や建材の大部分は、酸素が十分にあって煙を全く出さない完全燃焼の状態でなら最高温度が1100℃になりうるが、あんな不完全燃焼の場合ならどう贔屓眼に見ても600℃程度が限度だ。

しかし「最終報告」の中でNISTは何の根拠も示さずに火災の最高温度を1000〜1100℃と推定する。そればかりか、2006年に発表された「よくある質問に対する解答(Answers to Frequently Asked Questions)」の中で(「質問9」に対する回答)も温度に関する説明からは一目散に逃亡する。

(参考文献)
「よくある質問に対する回答(Answers to Frequently Asked Questions)」

この米国国立研究所は「明らかな不完全燃焼の炎が1000℃に達する」というトンデモを吐くわけだが、これまたトンデモ大好きの「911同時多発イスラム・テロ」主張者たちが臆面も無く口真似しこれをバラ撒いているわけだ。

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第3章』をお読みいただきたい。)


【事実4】タワーの大部分の箇所は「火災現場」ではなかった

もっとひどいことにこの「911同時多発イスラム・テロ」主張者=「9・11言論詐欺師」集団は、タワーのごく一部分に過ぎない火災現場ですら600℃に達した根拠が何一つないにも関わらず、あたかも「ビル全体が600℃に達していた」かのような(少なくとも他人にそう思わせる表現で)このウルトラ・トンデモを下痢便のように垂れ流し撒き散らすのだ。

言うに窮していわく、「アスベストの断熱材が飛行機の衝撃ではがれたから」だってサ。フーン、それじゃ、火災現場でなかった場所でも「断熱材がはがれたら600℃」になるのかね?

ツインタワーの鉄骨構造の大部分は常温であり、30年間そうだったように、コアも外周も、その構造が堅固なままに残されていたのだ。(「鉄骨構造のビルは火災に弱い」などという暴言を吐くウルトラ愚か者もいるようだが、タワーの大部分が火災現場ではなかったことをどう考えているのかね?)

(参照写真)




(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第3章』をお読みいただきたい。)


【事実5】激しい水平崩壊:水平方向に飛ぶ鋼材群に沈黙する「公式説」

NISTやFEMAだけではなく、その周辺の似非科学者、そしてその断片を口真似するしか能(脳)の無い一群の「911言論詐欺師」どもは、「WTCタワー崩壊」の最大の特徴である「水平崩壊」については全く沈黙する。

●まず次の写真をご覧いただきたい。150m以上吹き飛ばされた巨大な鉄骨群である。

この写真の中央部に写っているのは、世界金融センター(WFC)第2ビル(米国国旗があるビル)とその右側のWFC第3ビルの間にあるウインター・ガーデンに飛ばされたWTC第1ビルの外周支柱群である。第1ビルの北西面からこのウインター・ガーデンの入り口までおよそ140mある。

(参照:WTCと周辺の地図)


多数の外周支柱がウインター・ガーデンの奥まで(およそ150〜170m)飛ばされて折れ重なり、その上に縦に真っ直ぐにつながった板状の壁(外周支柱ユニット群)が乗っている。長さは20〜30mありそうだ。アルミニウムの外装材が剥がれずに付いている箇所もあり、板状に真っ直ぐにつながったまま、少なくとも半回転してここまで(重心の位置で150mほど)飛ばされたようである。

またWFC第3ビルの上方に突き刺さった外周支柱の写真は以下。


これはおそらく、ウインター・ガーデンの奥に飛ばされた支柱群の一部が突き刺さって残ったものと思われる。第1ビルからこの場所までもおよそ150mである。

●以上をご確認のうえで以下のビデオ映像をご覧いただきたい。
(a)WTC collapse, ABC, 9/11, 10:34(第1ビル:北西側路上から)

(b)WTC collapse, FOX, 9/11, 10:42(第1ビル南側上空から)

(c)9/11: BBC North Tower(第1ビル:開始からの全体像、北西面、アップ)

ビデオ(a)(b)ではウインター・ガーデンの位置に向かって多数の外周支柱の集まりと思われるものが激しい勢いで飛ばされていくのが確認できる。三角屋根のWFC第3ビルは高さ225mなので、WTC第1ビルの250〜300m付近から飛んできたもののようだ。先ほどの写真で上に乗っている真っ直ぐな壁は、ビデオ(c)の画面右側に見える板状で飛んでいく外周壁かもしれない。方向がやや違うようだが、地面に着いて回転した可能性もある。

質量が何百トンあるか解らないが、この150m以上も飛ばされた大量の鋼材群は、上からの圧力(そのようなものがあったとして)にしても崩壊の速度にしても、まださほど大きくなかったはずの場所から飛ばされたものである。

もちろん「構造上の劣化と重力の働き」でこれを説明することは不可能だ。なかには「様々な力の複雑な組み合わせ」で「思いがけないことが起こる」などと主張する言論詐欺師もいるが、重力による位置エネルギーのみを「エネルギー源」とし他に流入するエネルギーの無い場で、こういった運動(運動量と運動エネルギー)が「思いがけなく」発生することなど100%不可能である。科学を装う似非科学者の正体はチョンバレなのだ。

●次に巨大な斜め上方向への動きである。
(d)North Tower WTC 1 Collapse From Hoboken(第1ビル:南西側から、遠景)

先ほどのビデオ(c)でも明らかに確認できるが、第1ビル下層階から北〜北東方向に向けて激しく斜め上方向に飛ばされる、数本の巨大な「流れ」が起こっている。この「流れ」を形作っているのは、以後の落下速度から、砕かれたコンクリートを中心とした十分な密度と重量を持つ物体だろう。これは火災や飛行機による構造上の劣化が考えられない場所からの「流れ」である。

細かい部分の思いがけない動きなら激しいカオス状態の中で起こりうるが、ここまで明らかで巨大な斜め上方向の運動が重力によるエネルギーだけで発生することは不可能である。(地球が引っ張りゃ巨大な質量が上に飛んでいくのかい?)

先立って崩壊した第2ビルに関しても、次のビデオで確認できるように、ビルを作っていた多くの物体が崩壊箇所から水平方向に激しく飛び去っていくのが目立つ。つまり「水平崩壊」が、このWTC両タワー崩壊の特徴と言えるだろう。

(e)Rare footage of South Tower Collapse.(第2ビル:東側、路上から)

(f)Osama just died on the plane crash(第2ビル:南西側上空から、超スロー)

●次に、タワーから飛び去る細かくちぎれた鋼材について確認したい。
次のビデオは第2ビルの崩壊だが、この20秒前後でストップしていただきたい。
(g)First tower collapse view from 6th avenue(北東路上から、東角大写し〜全体像)

拡大画面にすると分かりやすいが、粉塵の中から飛び出してくる鋼材で長さが奇妙にそろっているものが多く見られる。タワー外周支柱が1mごとに置かれていたのでそれと比較して長さを推定すると、両タワーの1階分の高さ(およそ3.7m)にほぼ等しい。先ほどのビデオ(c)や次の写真で第1ビルについても同様のことが確認できるが、構造的な劣化と地球重力でこの現象を説明できようはずもない。

ビデオ(c)および、次のビデオ(h)の最初の映像では、こういった短い鋼材が一団となって100mよりずっと遠くまで高速で飛ばされていくのが確認できる。

(h)9/11 'Collapse' of the south tower(アマ撮影による南塔崩壊ビデオ総合)

次の写真もご参照いただきたい。


このような現象が少数の鋼材について見られるだけなら、お互いにぶつかり合いながら飛んでいく鋼材群の中から弾き飛ばされて特に遠くに飛んだものだろう。しかしこのように一団のまとまった「運動系」となって100mあるいはもっと遠くまで飛んでいく以上、カオス理論を悪用した「様々な力の複雑な組み合わせで起こった現象」などで説明できるものではありえない。(思考能力を奪われている言論詐欺師諸君には、この説明はちと難しすぎたかな?)

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第8章』をお読みいただきたい。)


【事実6】「崩壊進行箇所」の上には何も乗っていない

●「水平崩壊」という事実から必然的に出てくる点だが、崩壊しつつあるビルの各部分が水平あるいは斜め上方向に飛ばされている以上、崩壊しつつある箇所の上には「何も乗っていない」のが正解である。例えば次の各写真をご覧いただきたい。
(たぶん直接にはリンクできないだろうから、ワープロ画面などにコピーしてクリックしてもらいたい。)



NISTおよびその口真似しか能の無い言論詐欺師どもは、「上にあった巨大な質量の塊」の運動量と運動エネルギーによってビルの「連続崩壊が起こった」などとわめくが、そんな「巨大な質量の塊」などどこにも存在しない。上に何も乗っていない崩壊進行中の箇所から、多量の建材が横や斜めに飛ばされていく様子が見えるばかりである。

もしその「巨大な質量の塊」が、ビルの上の部分が押し潰された後でコンパクトに集められて乗っているものとするならば(密度は最高でも鋼鉄のそれを超えないが)、大量のコンクリートのかけらや鋼材が、そのビッシリと詰まった質量の中をほぼ無抵抗にくぐり抜けて、横や斜め上に向かって高速で飛んで行くという、珍妙きわまりない話になる。

そもそも、上から押さえつけられた物体が先ほどのように大量に真横や斜め上方向に向かって高速で飛んでいくようなことなど、100%ありえない。(ありうると言うのならその運動量と運動エネルギーは何がどのように与えたのなのか、説明せよ。)

●さらに次の各ビデオ、および先ほどのビデオ(c)で実際の崩壊をご確認いただきたい。

(i)9/11: South Tower(東側角下から南東〜北東面:スロー、拡大、噴出)

(j)9/11: South Tower debris ejection(南西〜北西面、スロー、拡大、繰り返し)

(k)9/11: North Tower - northwest corner(部分拡大、スロー、繰り返し)

各タワーで「崩壊のフロント・ライン」と言える連続した粉塵の噴出箇所が急速に下がっていくのが見られる。実際の崩壊箇所よりもずっと下の方で、ビル各階の床と柱の間から激しい爆風のような粉塵の噴出が素早く連続して起こっている。またビデオ(c)で確認できるが、第1ビルの南西面で、西側の角に近い部分の「フロント・ライン」は異常ともいえる速さで下がっており、それは実際の「崩壊箇所」よりも60〜100mも離れているのだ。

さらにビデオ(k)では、この「フロント・ライン」の進行が途中を飛ばして何階分か下の方の階から現れる現象が見られる。あるいは単独の噴出の形で現れる現象すら観察できる。こういった現象が「崩壊箇所の上にある巨大な質量の塊」によって起こるなど、チャンチャラおかしいの一言だろう。

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第9章』をお読みいただきたい。)


【事実7】第2ビル上層階の最後を告げる爆発

最初に「崩壊」した第2ビル(南タワー)上層階の「崩壊」開始以後に起きた不可思議な動きについては話がやや複雑になるので、後日、分かりやすくまとめて投稿することにしたい。ここでは次の点についてだけ説明しよう。

次の二つのビデオは、第2ビル「崩壊」の全体像を記録したものだ。
(l)SG1_2_(北東側、遠景、通りから)

(m)9/11: History Channel South Tower(東北東側、オリジナル、拡大、スロー)

これらのビデオを途中で止めながら何度も確認していただきたいのだが、「崩壊」開始のおよそ5〜6秒で、「崩壊」開始箇所よりも上の部分(高さ約110m)がすっかり姿を消した。上のビデオで確認できることと次の3枚の連続写真を比較してもらいたい。
(たぶん直接にはリンクできないだろうから、ワープロ画面などにコピーしてクリックしてもらいたい。)

【写真A】


【写真B】

【写真C】


【写真A】は崩壊開始約6秒の時点だが、すでに上層階(高さ110m)の姿は見えない。【写真B】と【写真C】では、それが爆発的に外側に向けて広がりながら落ちていく様子が分かる。

では【写真A】で、上層階がビルの塊の形で斜めになって噴煙の中に隠れており、その重量でビルが押し潰されて中層〜下層階が連続的に崩壊したは考えられないか? しかし次の事実によってそれは否定される。



第2ビルの60階付近(おおよそ220m)より下のコアが、周囲のフロアー部分が崩落した後で数秒間だけだが、やや傾いて立ったまま残っていたのだ。

もし第2ビル上層階が塊で噴煙の中に存在していたなら、それが器用にコアの部分を避けて周辺部だけを、ビルの建材を激しく水平方向に噴出させながら、連続して押し潰した、という実に珍妙な話になる。

ここからも、【写真A】の時点で、第2ビル上層階が少なくとも「ビルの塊」の状態ではなくなったことが明らかになるだろう。そして続く1秒の間に【写真C】に見るように激しい爆発によって空中に飛ばされてしまった。

これはまた、次のビデオでも確認してもらいたい。
(n)9/11 South Tower slow motion(南下から、スロー)

このビデオの終わりごろで、上層階が噴煙の中に消えた直後に、その箇所で爆発が起こって上層階を作っていた建材が激しく飛んでいくことがわかる。ストップしながら【写真B】【写真C】と比べてもらいたい。

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第4章』をお読みいただきたい。)


【事実8】「熔けた金属」等に対するNISTのトンデモ似非科学

NISTとその取り巻きどもはまさに「異星人」だ。地球上に無いウルトラ科学を存分に披露してくれる。

●下のビデオと写真にあるのは、第2ビル崩壊開始の直前に81階床の東角付近から流れ落ちる灼熱の溶解した金属と思われる液体状の物体である。当然だがNISTもその最終報告でこの現象について記録している。
(p)9/11 Archive Footage-South Tower collapsing(熔けて流れる金属)
映像貼り付けができないのでクリック
(写真:第2ビル崩壊開始直前)

これについてNISTは「よくある質問に対する回答」の「質問11」の回答で次のように言っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(この物体を確認したこと、鉄がWTCで起こった火災では融解しないことを言った後)この熔解した物体は飛行機のアルミニウム合金であった。それは火災の熱で十分に熔ける。液体になったアルミニウムの流れは銀色に見えるだろうが、それが、部分的には燃えている熱い大量の固体の有機物質(例えば家具やカーペットや間仕切りやコンピューター)と混ざっていた可能性が高い。それはオレンジ色の光を放つことができる。暖炉で燃える薪のように。
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茫然自失となる「回答」だ。先ほどのビデオや写真で黄色く光って流れる物体のどこに家具とかコンピューターがあるのか? 「それらに由来する有機物」と言いたくて慌てて「from」を付け忘れたのかもしれない。しかし有機物が空気中で燃える際には間違いなく炎と煙を出すだろう。もちろんそんなものは見当たらない。では炎や煙を出さないすっかり炭化してコークス状になったものだろうか。しかしそれならアルミニウムより軽く浮かんでしまい「混ざる」など不可能だし、もしアルミニウムより化学活性度の低い炭素の粒が「混じって」酸化されるとすれば世界中の理科の教科書を書き換える必要がある。

まさしく異星人のトンデモ科学としか言いようが無い。

●次はどうだろうか。事件後に、WTCの第1ビル、第2ビル、そして第7ビルの地下に「熔けて灼熱に輝く金属のプール」があったことが多数報告されており、また次の3つの写真にも、少なくとも1000℃前後と思われる金属や、もっと高熱と思われる色を示す箇所が写っている。



「よくある質問に対する回答」の「質問13」に対するNISTの回答は次である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある特定の状況の下では瓦礫の中にあった鋼鉄がビル崩壊の後に融解したことが考えうる。瓦礫の中にあった熔解した鋼鉄はすべて、ビルが立っていた間の火災や爆発に短時間にさらされたというよりも、瓦礫の山の中に含まれる可燃物に長時間さらされていた結果としての高熱によるものである可能性が高い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

酸素のほとんど届かない地下で可燃物に長時間さらされると鋼鉄を熔かす温度が得られると語るのだが、これもまた読む者を唖然とさせる「珍回答」と言わざるを得ない。

確かに自ら酸素を発するような物体なら空気が届かなくても燃えることはあるだろう。しかしそれが3つのビルの地下にそろって置いてあったのだろうか? もしそれが硝石や塩素酸カリのようなものならそれこそ爆薬だろう。また通常の可燃物(有機物)が長時間かけて貧弱な酸素で酸化されて1500℃以上を作るなどは漫画の世界である。それともNISTは「温度が低くても長時間接触しておれば高熱が得られる」とでも言いたいのだろうか? それこそ熱力学の「垂直崩壊」であろう。

どうやらNISTやその口真似をするしか能(脳)の無い言論詐欺師どもは超絶科学に基づいた「トンデモ陰謀論」がお好きのようだ。

●その他の、NISTと取り巻きの言論詐欺師どもによるウルトラ・トンデモ科学については、拙著『「WTCビル崩壊」の徹底究明』をご覧いただきたい。
その中でも特に珍妙なタワー側面から噴出する爆風については次へ。

WTC爆破解体レビュー(4)爆風の噴出(squibs)とNISTの虚説「空気ポンプ」

上の拙稿中では第1ビルの噴出を使ってNISTのトンデモ似非科学を暴露したが、拙著『「WTCビル崩壊」の徹底究明』では第2ビルの噴出を用いている。

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第4章、第5章、第9章』をお読みいただきたい。)


【事実9】頭の先までブッ崩れる「上の部分」

第1ビルでも第2ビルでも、「崩壊開始箇所より上の部分」がその下の部分より速く崩れぶっ飛ばされている。これは先ほどの『【事実6】「崩壊進行箇所」の上には何も乗っていない』『【事実7】第2ビル上層階の最後を告げる爆発』からも明らかだろう。

この事実に対しては、NISTやFEMAとその周辺はもちろん、日本のインターネットなどに出入りする言論詐欺一味は一言もない。そりゃそうだ。もし一応の(高校レベルで良いから)物理学の基本を知っているのなら、言えるわけが無い。

これを「構造の劣化と地球の重力」で説明する場合には、「自重による崩壊」以外の説明はできまい。だが、分かりやすいたとえで言えばこうだ。太りすぎた人が何かにつまずいて足の骨を折ってしまったら、腰骨も背骨も頭蓋骨も、連続してみなぶっ崩れてしまった・・・!? 豆腐を積み重ねてみたらよい。自重で下の豆腐が崩れることはあっても、一番上の豆腐までバラバラになることがあるか?

しかもこれは、下の部分で「崩壊」が進み上層階全体が加速度をつけて下がっている最中に起きたことである。

エレベーターで下がり始めの瞬間に体が軽くなるように感じる。もしエレベーターが途中で一定の速度にならずにそのまま地球に引かれて落ち続けたら体重はゼロになる。加速度をつけて落ちているものの内部では重力の働きは「小さくなる」のだ。

それでどうやって自重で「ビルの天辺」までぶっ崩れてしまったのか? しかもその「崩壊」は加速度をつけて速くなった。これが「構造的な劣化と地球の重力」で起こったと言うのなら、もはや「異星人の超絶科学」と言う他はあるまい。

(以上について、詳しくは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究:第4章、第5章』をお読みいただきたい。)


で、何かね? こういったことに「おかしいじゃないか」と言えば「陰謀論」ってか? おい、「右」や「左」の旦那様方よぅ。どうなんだい?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その他の詳しいことは拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究』をお読みください。しかし、インターネット空間にタムロする程度の低レベルな「9・11言論詐欺師」に対してなら上に挙げた事実だけで十分でしょう。

屁理屈に対してわざわざ「論」や「説」などを返す必要はありません。「9・11言論詐欺師」の屁のような理屈は、事実をぶつけるだけで、悪臭だけを残して消滅するでしょう。

あとは、柳の下に消え残った幽霊みたいに「ウラメシヤ〜。イ〜ン〜ボ〜ウ〜ロ〜ン〜ジャ〜・・・」と情け無い小声でつぶやくのが関の山です。それ以上は相手にするまでもありません。


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