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守屋前防衛次官、軍需業者とゴルフ 自衛隊規程に違反
2007年10月19日06時04分
防衛省の事務次官だった守屋武昌氏(63)が在任中、軍需専門商社「山田洋行」(東京都港区)の当時の専務(69)と多数回にわたって一緒にゴルフをしていたことが関係者の話で分かった。妻同伴のときもあったという。利害関係者とゴルフをすることは、自衛隊員倫理規程で禁じられており、現職であれば処分の対象だった。大物次官と呼ばれた自衛隊員のトップが法令違反を繰り返していたことになる。
山田洋行の05年度の売上高は約340億円。このうち94億3600万円は防衛庁からの受注で、高額な納入品としては次期輸送機CXのエンジン2基(約12億円)が含まれている。
関係者によると、守屋前次官が元専務と親交を深めたのは、山田洋行などが納入する航空機部品を取り扱う航空機課長に就任した90年以降。その数年後から、2人は一緒にゴルフをするようになった。当初は元専務がコーチ役を務めた。山田洋行の関係会社が経営する埼玉県や千葉県のゴルフ場などを利用した。前次官が妻を連れてくることもあり、元専務の部下が車で夫妻の送迎をしたときもあった。前次官とのゴルフは、元専務が同社を退職する半年ほど前の05年暮れごろまで続き、多いときで月3回、年間で10回を超す年もあったという。
山田洋行の関係会社が経営するゴルフ場の料金は季節によるがビジターは2万円以上。会員は季節にかかわらず8000〜7000円。関係者によると、ゴルフ代と飲食費は同社の交際費から支出されており、守屋氏夫妻を含む4人のプレー代と飲食代で1回あたり5万数千〜約6万円を支払った記録があるという。
等分すると、夫妻2人で1回2万数千円から3万円ほどかかった計算。元専務によると、前次官は毎回5000円か1万円を支払ったものの、それでは足りなかったという。
自衛隊員倫理法に基づき、00年に施行された同倫理規程では、費用を自己負担したとしても利害関係者とゴルフをすることを禁止しており、利害関係者が費用を負担したゴルフや供応接待は減給か戒告、ゴルフをしただけでも戒告の処分対象と定められている。利害関係者が負担したゴルフや接待が2回以上あると、停職の対象になることもある。
元専務は、山田洋行設立時の69年に入社し、当初から防衛部門の責任者として防衛庁への営業に力を注いだ。元専務は05年ごろから山田洋行の経営権をめぐってオーナー側と対立。06年9月に軍需商社「日本ミライズ」(東京都港区)を新設し同社の社長になり防衛省へのトップ営業を続けている。
守屋氏は官房長、防衛局長などを経て03年8月、次官に就任した。小泉政権の重要課題だったイラクへの自衛隊派遣、在日米軍再編の実現などで力を発揮。今年1月の防衛庁の省への昇格でも主導的な役割を演じた。しかし、小池百合子防衛相(当時)と次官の後任人事をめぐって対立し、8月31日に退職した。
守屋前次官は朝日新聞の取材に「コメントしない」と話した。
元専務は「前次官は古くからの知り合い。ゴルフをしたことや飲食したことはあるが、やましいことはしていない」と話している。
コメント:軍需産業関係者と防衛事務次官とのゴルフが「やましいこと」をしていないなどと言って、誰が素直に信用するのか?この連中は「李下に冠を正さず」という故事成語も知らないのか?
野党は是非とも、この件について国会で追及し、真相や背後関係を暴いてほしい。