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隠蔽される安保理決議1386(反戦な家づくり)
2007/10/12(金) 01:45:31
ネットで「安保理決議1386」と検索すると、
なぜか安保理決議1368が出てくる。
ちまたでは、あたかもテロ特措法がこれに基づいているかのようにいわれている、
1368のほうだ。
安保理決議1368(訳文)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/terro/anpo_1368.html
しかし、テロ特措法によって日本が参戦しているのは、
いわゆる「不朽の自由作戦」(OEF)である。
これは、外務省の資料によっても、明白。なんの疑問点もない。
「テロとの闘い」等に対する各国の部隊派遣状況
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/terro/katsudou05_1.html
このOEFは、先日の「謝意決議」に対して、国連の枠外であると言う理由でロシアが棄権したことでも分かるように、国連決議に基づいたものではない。
繰り返すが、日本が参戦しているOEFは、国連決議に基づいていない。
ところが、このところ、あたかもテロ特措法は国連決議1368に基づいているのだという、真っ赤なウソがまかり通っている。
これは、はっきりとウソだ。 デマである。
これまた、外務省のホームページからも明らかだ。
テロ対策特措法の概要
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2003/2003/html/15421200.html
ここには、「安保理決議第1368号で国際の平和と安全に対する脅威と認められたことを踏まえ」と書いてあるのであって、「基づき」とは一言も書いていない。
「踏まえる」 とは 「考慮に入れる」 と言う程度の意味であり、条文や決議に「基づく」という意味とは、次元が違う。
「踏まえ」では誤魔化しきれなくなったと見るや、今度は、新テロ特措法は安保理決議1368を「目的」にする という。
『政府は4日、海上自衛隊のインド洋での給油活動を継続させるため、テロ対策特別措置法に代わり今国会に提出する新法の骨子を決めた。
法律の目的には、米同時多発テロを受けて採択された国連安保理決議1368に加え、海自を含むインド洋での海上阻止行動への「謝意」を盛り込んだ9月の国連決議1776を追加する。』
(2007年10月04日 朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/1004/TKY200710040348.html
ようするに、国連決議に対する勝手連をやるというのである。
あくまで、勝手連は勝手連だ。 一部の国から感謝されるかどうかはともかく、条文や決議に「基づく」ものでないことは、「目的」という言葉からも明らかだ。
自衛隊の応援をしたい連中が、自衛隊の門前に無料のガソリンスタンドを作ったとしても、その連中は自衛隊員ではないし、自衛隊の支援組織でもない。
同じことだ。
国連の支援をすると一方的に宣言して、重油を大盤振る舞いしたからと言って、それは国連の活動ではないのだ。
こんな当たり前のことを、「踏まえて」とか「目的」とか、誤魔化すための言葉を垂れ流して、ごり押しする。
これが、福田ヌエ内閣の正体である。
一方で、民主党の主張するISAFの根拠である、安保理決議1386は、検索してもなかなか見つからない。
国連のHPから探しても、閲覧制限がかかっていて開けない。
やっと見つけたのがこのNATOの英文ページ
http://www.nato.int/isaf/topics/mandate/unscr/resolution_1386.pdf
(どなたか、日本語訳にしてください!)
ISAFへの参加に賛成するわけではないが、1368はいくらでも検索できて、外務省が日本語訳しているのに、1386は英文ですら検索するのに一苦労して、日本語訳は見あたらない。
これは、意図的なものと思わざるを得ない。
ISAFは危険である、ということは確かにそうかもしれない。
派遣することが、良いことだとも思わない。
しかし、原則としてどうなのか、ということは、
それはそれではっきりさせなくてはならない。
そのためには、決議の原文を見る必要があるのだが、
これが日本国民の目から隠蔽されている。
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-442.html