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http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2007/10/09/20071009ddm007030039000c.html
【ロンドン町田幸彦】ブラウン英首相は8日、英下院で、イラク駐留英軍の兵員規模について現在の5500人を来年春から2500人に削減する計画を明らかにした。首相は「英軍の役割は戦闘任務から監視活動に移る」と述べた。また、イラク国内の英部隊で1年以上勤務したイラク人が同国内か英国に移住するための財政補助策を講じると言明した。
ブラウン首相は「英軍が担当するイラク南部バスラ県の治安権限を今後2カ月かけてイラク当局に渡す」と表明。さらに「来年以降、英軍の役割は縮小される」と語り、イラク治安部隊の指導やイラク・イラン国境間などの監視活動に携わる方針だと述べた。英軍の撤退計画を明らかにすることで、イラク戦争参加を決めたブレア前政権の残した重荷を軽減していく考えとみられる。イラクでの英軍要員の死者数は170人に達している。
首相は2日、就任後初めてバグダッドを訪問し、バスラに駐留する英軍約1000人を12月のクリスマス前までに帰国させると明らかにしていた。
英国防省によると、イラク戦争が始まった03年以降、英軍で働いたイラク人は約2万人だが、このうち何人が移住援助を得られるかは不明だ。
毎日新聞 2007年10月9日 東京朝刊