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(回答先: クルド人武装組織がトルコ軍攻撃 閣議で対応検討へ(CNN) 投稿者 近藤勇 日時 2007 年 10 月 09 日 13:28:50)
トルコ軍兵士15人死亡 クルド独立派と交戦などで『越境攻撃』強まる
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007100902054953.html
【カイロ=萩文明】トルコからの報道によると、同国南東部シルナクで七日、少数民族クルド人の分離独立を掲げるクルド労働者党(PKK)武装組織とトルコ軍との間で激しい交戦が発生し、兵士十三人が死亡した。国内では、PKK拠点のイラク北部への侵攻を求める世論が強まっており、緊張が高まっている。
戦闘でのPKKの被害は不明。トルコ紙ザマン(電子版)によると、八日にもシルナクなど二カ所で地雷が爆発し、兵士二人が死亡。二日間の死者数は十五人となった。
トルコ南東部では先月二十九日にもPKKがバスを襲撃し、十二人が殺害されたばかり。イスタンブールなどでも最近、爆弾テロや未遂が続いている。今年一月以降、PKKとの戦闘で死亡した兵士数は約百人に上る。
この事態を受け、軍は南東部の二十七カ所を十二月十日まで「安全保障地帯」に指定し、民間人の立ち入りなどを禁止した。掃討作戦を強化するためとみられる。
PKKは隣国イラク北部クルド人自治区の山岳部を拠点に、トルコに侵入して攻撃を続けている。トルコ軍内部では、イラク・クルドへの大規模侵攻による拠点壊滅を求める声が強く、越境砲撃で威嚇した経緯もある。
エルドアン首相は侵攻に消極的で、クルド人からの支持も強い。このためイラクとの外交解決を模索し、先月末に反テロ協定を締結。だがトルコが求めた緊急時の越境追跡は、クルド自治政府の意向を受けたイラクの反対で合意できず、トルコでは「外交的失敗」との失望感が広がっている。
トルコの越境攻撃は、イラクで唯一、治安が安定しているクルド人自治区の情勢を流動化させかねず、米国が反対している。世論と対米関係の間で板挟みとなった親米のエルドアン首相は厳しい判断を迫られている。