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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu153.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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10月19日、アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュが暗殺される?
シカゴで何者かに銃で撃たれて暗殺されるイギリス映画、本日公開
2007年10月6日 土曜日
ブッシュ大統領の遺影
◆『大統領暗殺』公式サイト
http://www.20071019.jp/aboutthemovie/
2007年10月19日、アメリカ合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュを乗せた専用機が、緊迫した雰囲気のなかシカゴに降り立つ。演説が予定されていたシェラトン・ホテルまでの沿道は、総計で一万人を超える抗議団体らであふれかえっていた。一部でデモ隊と警官の間で暴力的な衝突も起こるが、大統領を乗せたリムジンは何とかホテルに到着。大統領は演説を快調に進め場内で喝采を浴びるが、ホテルの外ではデモ隊がさらに数を増して大統領を待ち受けている。
演説を終えてホテルの外で人々と握手を交わした後、リムジンに乗り込んで帰途に着こうとしたその瞬間、大統領に向けて銃弾が二発放たれる。崩れ落ちて病院へと運ばれる大統領と騒然とする現場。合衆国大統領狙撃の一報は、瞬く間にTV画面などを通して全米、さらには世界各地に広がっていく。医師団の必死の努力も空しく駆けつけた夫人ら関係者に見守られながら死去。世界に衝撃を与える。
警察とFBIが総力を挙げて容疑者探しを行い、少しずつ有力な情報が入ってくると、過激派デモ隊のリーダー、イラク戦争復員兵、そしてイスラム教徒など主要な容疑者が数人にしぼられてくる。狙撃をしたと思われる場所に残されていた証拠を元に、FBIはいよいよ真犯人に迫ろうとしていた。“大統領暗殺”という世界で最も注目された事件は終わりを告げるかに見えたが、そんなある日、新聞の片隅に小さな記事が掲載される。そこには驚くべき新事実が記されていたのだった…。
◆『大統領暗殺』 超映画批評
http://movie.maeda-y.com/movie/00970.htm
わが国の安倍晋三首相は、美しい国にはあまりふさわしくない、みっともない格好で退陣してしまったが、もしアメリカ大統領が何者かに暗殺され、突然いなくなってしまったらどうだろう? この映画は、そんな不謹慎な想定のもとに、米国内の情勢を予測した擬似ドキュメンタリー(=モキュメンタリー)だ。
映画は大統領警護主任や補佐官、容疑者の妻らへのインタビューを中心に構成される。役者はみな無名、しかも脚本の全容を知らされずに撮影したとあってやたらとリアリティがある。途中にはさまれる実際のニュース映像の画質などは、監督の偏執的なまでの微調整によって、新規撮影部分との違和感が徹底して埋められている。
そうそう、この映画は『大統領暗殺』という邦題だが、宣伝会社は『ブッシュ暗殺』にすべく最後まで頑張ったという。結局、映倫の審査拒否によりその夢は破れたが、じっさい本作の内容は、アメリカ合衆国第43代大統領、ジョージ・ウォーカー・ブッシュを映画の中で(本人にはもちろん無断で)ブチ殺してしまうという、とんでもないものである。
それにしても彼は人気者だ。ドキュメンタリー作家のマイケル・ムーアには延々とストーカーされ『華氏911』なんて主演映画も(これまた勝手に)作られた。ドキュメンタリーとして全米興収記録を塗り替えたあの作品で、由緒あるラジー賞も受賞した。そして今回はよりにもよって暗殺、である。毎度のことだが知らない間に顔出し実名出しで、葬儀シーンまで撮影されているのだからたまらない。暗殺の瞬間の緊迫感も相当なもので、この監督の細部へのこだわりにはあきれるやら感心するやらだ。
物語?は、当局による真相探し、捜査の状況を追いながら、大統領暗殺が米国社会に与える様々な影響を暴き出していく。おそらく911後の米メディアの偏向報道あたりを風刺する意味合いもあるのだろうが、正直なところ中盤以降は退屈する。視線が米国内に向いているので、私たち外国人にとっては蚊帳の外感が強いのだ。こちらとしてはむしろ、2007年の今、米大統領が突然いなくなったときの国際情勢の変化をこそやってほしかったと思う。
北京五輪を控えたいま、千載一遇のチャンスを迎えた台湾独立問題や、北朝鮮の核問題など、日本周辺にいくつも火種があるこの状況下でのシミュレーションであれば、さぞ面白いものになったはずだ。ただそれは、この映画のような低予算の英国映画では無理。というわけで、もしこのアイデアのフォロアーがいたら、次はたっぷりとお金をかけた国際政治ものとして、発展させてほしいところだ。いいものを作れば、きっと天国の(?)ブッシュさんも喜んでくれるであろう。
(私のコメント)
ずいぶん大胆な映画が本日公開されるようですが、アメリカではかなり物議をかもしているようです。しかしこの映画はアメリカ映画ではなくてイギリス映画で、だからこそ作ることが出来たのだろう。日本でなら外交関係を配慮して作る人はいないだろうが、映画の題名も本来は『ブッシュ暗殺』のはずですが、外交関係を配慮して『大統領暗殺』に変えさせられた。
私自身はまだこの映画は見ていませんが、ドキュメンタリータッチに作られて、実写のニュース映像もふんだんに使われて、本物のブッシュ大統領やチェイニー副大統領が出ている。最近のニュース映像もハイビジョンで撮影されたものが多いから、ドラマ部分の映像と違和感なくつなげられる。
出演している俳優達も無名の俳優達で製作費用はかなり安く作られているのだろう。最近では家庭用のデジタルハイビジョンカメラが安く売られているから、この手の映画が増えてくるのかもしれない。この手の映画としてはマイケル・ムーア監督の『華氏911』や『シッコ』などが有名ですが、この映画を作ったのは英国人のテレビディレクター、ガブリエル・レインジ氏でマイケル・ムーアよりかなり過激だ。
9・11テロ事件自体、現実離れした事件であり、実際にテレビで中継されていて二機目がWTCビルに激突する場面があっても、中継しているテレビアナは気がつかない鈍感ぶりが記憶に残っている。私は「株式日記」でアメリカは近いうちに中東で戦争を始めるだろうと予想していたから、「ついに始めたか」と感じた記憶があります。
ブッシュ大統領は9・11テロを事前に知っていたのだろうし、その辺は『華氏911』を見れば想像はつくのですが、事件の真相を知っているブッシュが殺される可能性は否定できない。ケネディ暗殺事件でも事件の関係者が次々殺されましたが、9・11テロでも真相を知っているものは殺されるだろう。
もしブッシュ大統領が殺されたらアメリカはどのような反応を見せるかをドキュメンタリータッチで映画にしたものでしょうが、9・11テロの後のアメリカ政府の不可解な動きを見れば、ブッシュ大統領が殺されてチェイニー副大統領が大統領になった方が陰謀論としては辻褄が合う。
ブッシュを暗殺した実行犯も、ケネディー暗殺の時のように犯人は捕まっても闇から闇に葬られて、誰が暗殺の首謀者か分からなくなるだろう。実行犯は捕まってもすぐに始末されて背後関係がうやむやにされるだろう。9・11テロ事件自身、テロの実行犯とされたものはでっち上げに近い。
実際にブッシュを暗殺するとすればどのような黒幕が考えられるだろうか? ブッシュが思い通りに動いてくれなくなったような場合などが考えられますが、もしブッシュがイラン攻撃をためらえば、イスラエルの工作機関が動いてブッシュを殺してチェイニーに変えるかもしれない。すでにブッシュの任期は残り少ないのだからイランとの戦争は一刻を争うはずだ。
9・11テロの目的はイラクやイランやシリアを占領して、イスラエルにとって敵対的な国を無くす事ですが、シリアもイランもまだ反米国家のままだ。アメリカにとってもイランの石油がどうしても欲しいはずだから、攻撃するなら10月中が一番可能性が高い。しかしブッシュがイラン攻撃に反対すればイスラエルの工作機関としてはブッシュを殺さざるを得ないだろう。
もちろん実行犯はイラン人などがでっち上げられてイラン攻撃の理由になるかもしれない。アメリカではメディア操作が本格化してきてどれが本当なのか分からなくなってきていましたが、フィクションでもこの映画のごとく創作されて放映されれば観客はどれが真実なのか分からなくなるかもしれない。映画でもブッシュ大統領の顔がデジタル処理で暗殺されたように顔だけ変えることもできるのだ。
ガブリエル監督のインタビューでは、一番訴えたかったのはイラク戦争に駆り出されて戦死した兵士や家族の悲しみを訴えたかったそうですが、ブッシュ大統領が暗殺されたとしても戦死した4000名近くの米軍兵士の中の1名に過ぎないのだ。大統領の命と一兵士の命の尊さには変わりがないはずですが、アメリカでは兵士の一名の命の軽さは羽根よりも軽い。