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イスラエル軍、シリア空爆認める
http://www.asahi.com/international/update/1003/TKY200710030275.html
2007年10月03日19時07分
イスラエル軍は２日、シリアを先月６日に空爆したことを初めて認めた。これまで国内のメディアには外国の報道の引用だけを認め、独自の情報源に基づく報道を禁止してきた。だが、シリアのアサド大統領が１日放送の英ＢＢＣとのインタビューで空爆の事実を確認したため、「隠す意味がなくなった」という地元メディアの主張を受け入れた。
だが、標的などの詳細については検閲による報道禁止を続けている。
アサド大統領はＢＢＣに対し、標的が「今は使われていない軍事施設だった」と語った。また、軍事的報復手段をとる可能性が低いことを示唆した。
イスラエルが沈黙を続けてきたのは、あからさまな国家主権の侵害になる空爆の事実が明らかになると、シリアが国内の反発を抑えきれずに報復攻撃をし、両国間の本格紛争に発展する事態を避けるためだったと見られている。
英米両国の報道によると、標的は北朝鮮から運ばれた核関連物質か、イランからレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラに提供された武器の保管施設などの可能性がある。
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