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購読者の方々へ:拙著『「WTC崩壊」の徹底究明』修正、補足事項
本の実物を手にして読み直してから気付き、あるいは原稿を出して以降に再び今までのビデオや新しく見つけたビデオ、写真などを何度も見直してみると、いくつかのミスや舌足らずな点に気付きます。
冷汗かきかきですが、拙著『「WTC崩壊」の徹底究明』をご購読の方にいくつかの修正すべき点や補足しておくべき点をお知らせします。まさに赤面の至りなのですが、今後も気付いた過ちについてはどんどんとお知らせして修正いたします。
(1)第2ビル上層階の動きで、「傾けば転がり落ちる」ような書き方をしてしまったこと。
これはちょっとまずい書き方でした。ビデオで東側角の稜線の角度と屋上の水平な線の動きを追っていると、あまりに急速な傾き方と屋上の下がり方のために、
「上層階が南東側の面付近を支点にして回転したように思って見た場合には、これは転がり落ちるはずだ、と感じられてしまう」
ということです。
(参照ビデオ)
http://www.youtube.com/watch?v=1b-TzmqpnwU&NR=1
WTC South Tower Two Collapsing Wollworth Clip(NBC)
実際には上層階の南東側が下の方に食い込んでいくように回転し、その中心を自分自身の重心に移したような動きとなり、同時に下からどんどんと短くなって、途中で回転を止めた後で破壊が一気に進んで、全面的に破壊された、ということになります。
当然ですが、単に「傾いた」というだけで「転がり落ちる」と判断することはできません。傾きの止まる理由さえあれば止まります。問題は
「回転しつつ下から破壊されながら(つまりその重心を下げながら)なおかつ途中で南東側に重心を移動させずにその場で回転を止めたこと」
および
「回転が止まってから一層急激に下から破壊され、崩壊開始6秒後には姿を消したこと」
これが連続して組み合わされている点です。
なお、上層階は消滅したのではなく多少短くなりながらも斜めになった形でビルの中に食い込んで入り込み、その重さでビル全体が崩壊したのではないのか、と考える方もおられるかもしれません。しかし、第2ビルのフロアー部分がすっかり崩壊し終わった後には、おそらく数秒間、ビルのコアが立ち残っていたことが明らかにされています。ビルに食い込んだ上層階が上手にコアを避けてフロアー部分だけを破壊するようなことは起こりえません。
また次のビデオをご覧になった場合に、上層階が傾いて下がっていった位置からの激しい爆発的な建材の広がりが確認できます。
(参照ビデオ)
http://www.youtube.com/watch?v=fMibXJjx_DE
First tower collapse view from 6th avenue
http://www.youtube.com/watch?v=RbA_JF4DufU
SG1_2_
http://www.youtube.com/watch?v=_o4cGW7KqSw
9/11: South Tower(このビデオでは崩壊箇所での激しい噴出にもご注目ください)
(2)第2ビル上層階の回転開始時点で、その中心を84、5階付近のコア支柱としてしまったこと。
これは以前に見ていたビデオの観察が不十分(スローモーションや部分拡大が無かったせいもありますが)であったためで、回転開始時期ではむしろ北西側角付近に中心があったようです。下のビデオで明らかに分かります。
(参照ビデオ)
http://www.youtube.com/watch?v=4KFmyB2IiwY
9/11: South Tower
ただ、そのすぐ後に北西側角付近で上層階が右にずれるような動きを見せますので、回転の中心が崩壊開始の直後からかなり素早く移動していったのではないかと思われます。不思議な動きですが、一日も早い専門家による正確な分析と解明が待たれます。
(3)第1ビル崩壊と鋼材の飛散についての写真で撮影時間が誤っています。
【画像89】と【画像118】は「崩壊開始5秒ちょっと」ではなく、もう少し後の「6秒後」で、上に見える突起物はアンテナの先ではなく北西側角稜線を作っていた支柱で、その傾き方も奥側にではなく手前側に頭を向けています。
(写真:第1ビル北側下から)
http://homepage.mac.com/ehara_gen1/jealous_gay/images/wtc1_demolition.jpg
(参照ビデオ)
http://www.youtube.com/watch?v=dpv2qKZtuZM
9/11: PBS North Tower
http://www.youtube.com/watch?v=Xo7t3XQ2PbM
9/11: BBC North Tower(スロー、拡大付き)
どっちにしても崩壊箇所より上に「巨大な質量のビルの塊」などは存在しないのですが、上記の点については私の誤りです。
なお、上記ビデオ「9/11: PBS North Tower」で右の方向に大きな外周支柱群の塊が飛ばされていくのが見えます。他のビデオで確認するとこれが世界金融センター(WFC)第2ビルと第3ビルの間にあったウインター・ガーデンの方に飛んでいったことが解ります。私の本の156ページ、《第8章(1)C:爆破によって150mも吹き飛ばされた「壁」》の写真に写っておりました「壁」の下に落ちている多量の外周支柱はこれだろうと思います。またWFC第3ビルの壁に突き刺さっていた外周ユニットもこの塊の一部ではないかと推測されます。
また今のビデオではそのやや手前側に1枚の「板」の形で外周壁の一部が飛んでいくのが見えます。しかしこれが私の本に載せてある「壁」であるかどうかは確信がもてません。やや方向が異なっているようにも思えます。
さらにこのビデオでは、斜め上に大きく飛ばされる建材にもご注目ください。
(4)細かく見ると完全に対照的な崩壊とは言えない。
ほとんど対照的なのですが、細かい点を見るとどちらかの面がやや早く上から連続して崩壊しているようです。
(参照ビデオ)
http://www.youtube.com/watch?v=fGubez6wRwA
9/11: South Tower debris ejection(南西〜北西面、スロー、拡大、繰り返し)
http://youtube.com/watch?v=PnHbnuBNI_M&mode=related&search=
Osama just died on the plane crash(南西側上空から、スローモーション)
また先ほどのビデオ「9/11: BBC North Tower(スロー、拡大付き)」をご覧になっても、第1ビルでも手前側に見える北東面よりも右手に見える北西面の方が速く崩壊が進行しています。
(5)吹き飛ばされている鋼材の長さがそろっている場合が多いこと。
これは重大な点であるにも関わらず拙著には書かれなかったものでしたので補足しておきます。先ほどの第1ビルを北側下から写した写真を再度ご覧ください。また第2ビルのビデオ「First tower collapse view from 6th avenue」で、下についている時計の20秒くらいのところでストップするとよく解りますが(拡大画面にすると分かりやすい)、飛び出している鋼材の多くが4mよりやや短いくらいの長さであり、これはおおよそWTCビルの1階分の高さ(約3.7m)に当たります。(外周の支柱は1mおきに立っていましたので長さを測るメドになります。)
もちろん即断はできませんが、何らかの関係があるかもしれません。
以上につきまして、訂正と謝罪、および補足説明をいたしておきます。