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『シリア・イランが化学兵器』 英軍事誌報道 ミサイル実験で事故も(東京新聞)
2007年9月21日 朝刊
【ロンドン=岡安大助】英国の軍事情報誌ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリーの最新版は、シリア国防関係者からの情報として、同国とイランがミサイル弾頭に搭載する化学兵器を共同開発しており、少なくとも死者数十人を出す爆発事故が今年七月に起きていたと報じた。
シリアに対しては、北朝鮮が核開発に協力していたとの疑惑が持ち上がったばかり。イランの核開発に関しても国際社会が懸念を示している。報道が事実ならば、米国が「テロ支援国家」に指定する両国が、核だけでなく化学兵器の開発にも力を入れていたことになり、国際社会の新たな脅威となりそうだ。
同誌によると、爆発事故は七月二十六日、シリア北部アレッポの軍事施設で起きた。短距離ミサイル用の燃料が爆発し、開発中のサリンやVXガス、マスタードガスが周囲に拡散。イラン科学者数十人とシリア兵士十五人が死亡、約五十人が負傷したという。シリア政府はこの事故について、熱波の影響による爆発とだけ説明していた。
反米、反イスラエルで一致する両国は近年、政治面だけでなく軍事的結びつきを強めている。化学兵器の共同開発では、イランがシリアに技術供与しているとみられ、同誌は二年前から続けられていた可能性があると指摘している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007092102050500.html