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読売【イラク米軍を限定的削減、ブッシュ米大統領が正式表明】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070914i104.htm
イラク米軍を限定的削減、ブッシュ米大統領が正式表明
【ワシントン=五十嵐文】ブッシュ米大統領は13日午後9時(日本時間14日午前10時)から、テレビを通じて国民向けに演説し、イラク駐留米軍のペトレイアス司令官の勧告に基づき、2008年夏までにイラク駐留米軍を限定的に削減すると正式に表明した。
早期撤退を求める国内世論にも配慮し、今年1月にイラクへの増派を発表して以降、初めて削減路線に転換した。ただ、削減兵力は増派分3万人より少ない規模にとどまる見通しで、イラクからの完全撤退などを求める議会多数派の民主党は一斉に反発した。
大統領は演説で、増派戦略について、「治安確保とイラク部隊の治安維持の手助けという目的は達成され、米軍の一部部隊の帰還が可能になった」と強調。08年7月までに、イラク駐留米軍を現在の20戦闘旅団から15戦闘旅団に縮小する方針を表明した。
米政府高官によると、削減対象は陸軍の5戦闘旅団(1万7500〜2万人)のほか、1海兵遠征隊(約2000人)と海兵隊の2大隊(約2000人)。削減が実現しても、現在の16万8000人から、14万人台の縮小にとどまる見込みだ。
大統領は、来夏以降の兵力規模に関して、「任務成功に応じた帰還の原則」に従って決定する、と強調。治安情勢などを見極めた上で、08年3月の時点で改めて検討するとの立場を示した。
大統領はさらに、「イラク指導部は(2009年1月の)私の任期終了後も、米国による政治、経済、安全保障上の関与を求めている」と語り、米国としてイラクとの「永続的な関係」を構築する方針を表明。今より少ない米軍を長期駐留させ、引き続きイラクの安定化を目指す方針を鮮明に打ち出した。
(2007年9月14日11時55分読売新聞)
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