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(回答先: Re:あともう一つは、先週発売のフライデーにはWTC崩壊で生じた粉塵や瓦礫には「サーメイト反応」が検出された事が判明して 投稿者 質問です 日時 2007 年 9 月 12 日 22:41:30)
どうもこの間から、何かオカシイ、オカシイ、と思っていたのですが。
ひょっとして、サーマイト(thermite:テルミット)とその改良型であるサーメイト(thermate:テルマット)やスーパー・サーマイト(アルミニウムの粉をナノ単位にしたもの)などを『爆薬』だと思っている人が多いのではないですか?
そうだとしたら、それはとんでもない間違いですよ。(こんな程度はもう誰でも分かって言っているものだ、と思っていましたが。)
これらは、あくまでも、鉄骨切断用に使う「カッター・チャージ」であって、ビルの建材を吹き飛ばすための爆薬とは全く異なるものです。
スーパー・サーマイトでは反応が急激であるために周辺の空気を激しく膨張させて、爆発を作るでしょうが、それにしても、高性能火薬のような爆発力は全く持っていないものです。カッター・チャージと爆薬をゴチャゴチャにすると全くの間違いになります。サーマイト類は断じて爆薬ではありません。
いくらなんでもサーマイト類だけであのWTCタワーがあんな吹き飛び方をするわけが無いでしょう。世界中でそんなことを考えている真相追究系学者は一人もいません。(もちろんスティーブン・ジョーンズを含めて。)
あくまでも、まずカッター・チャージであの頑強なコアの鉄骨を要所要所で断ち切っておいて、何らかの非常に威力のある爆発物で、爆破のタイミングを極めて厳密にコントロールしながら、ビルを上から順に吹き飛ばしていった、ということです。
爆破装置だけでは、必ずその力のかかり方に多くの偶然のムラがおき、鉄骨立体構造がそのまま残ったり、あるいは根っ子まで粉々バラバラに崩れずに一部が残る可能性が高いわけです。最も効率よく鉄骨構造を完璧に破壊するためには、どうしてもカッターチャージが必要なのです。
カッター・チャージとして使用される物質にも膨大な種類があるのですが、その中でも、第2ビル崩壊前に見られる熔けた金属、地下にあったと見られる熔けた金属などから、サーマイト類が使用されたと見られ、さらに偶然に手に入った鉄くずのサンプルの中に硫黄成分が検出されたことから、酸化鉄とアルミ粉に硫黄を混ぜたサーメイトが使用された可能性が高いのではないか、といわれているのです。
そのうえで、非常に強力な爆破装置が作動したわけで、その爆破装置に実際に何が使用されたのか、は、実際には今からの追究になるわけです。そのためには、未だに明らかにされていない物質や方法まで含めて、あらゆる可能性をオープンにしておかねばならないわけです。
余りにも「サーマイト、サーマイト」と聞くものだから、「サーマイトでWTCをぶっ飛ばした」などというとんでもない誤解が起こるのかもしれません。もし誤解しておられるのなら、どうか正確なご認識を。