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読売【「イラク米軍の大規模削減可能」議会委託の専門委が報告書】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070907id22.htm
「イラク米軍の大規模削減可能」議会委託の専門委が報告書
【ワシントン=貞広貴志】米議会の委託でイラク治安部隊の能力について調査していた専門家委員会(代表=ジェームズ・ジョーンズ元海兵隊司令官)は6日、「イラク部隊が治安面でより大きな責任を果たすべきで、米軍の大規模な削減・再配置は可能かつ適切」とする報告書を公表した。
ただ、報告書は、民主党が求める明確な撤退期限の設定については、「米国の国益に反することになる」として否定的な立場を示した。ブッシュ政権が来週、議会に提出するイラク情勢に関する報告書に影響を与える可能性もある。
委員会は、米軍の退役将軍を中心とする20人の委員で構成。報告書は、イラク部隊の能力は改善してきているものの、米軍の任務を肩代わりできるのは「少なくとも1年から1年半先」と分析。一方で、内務省傘下の国家警察部隊については「汚職にまみれ、非効率で宗派の影響を受けている」などと厳しく批判し、「解体し再編成すべきだ」と指弾した。
イラク軍のうち、陸軍については、「治安権限を担えるようになりつつある」と前向きに評価したが、全土で活動するための物資補給システムが弱点で、確立までに「最低あと2年かかる」との見方を示した。
(2007年9月7日21時32分読売新聞)
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