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http://teanotwar.seesaa.net/article/54279054.html から転載。
2007年09月07日
イラク南部の難民キャンプは緊急に支援を必要としている
国連IRIN発、ディワニヤーにある国内避難民キャンプの状況に関するニュース。8月27日のもので少し前の記事ですが。
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イラク南部の難民キャンプは緊急に支援を必要としている
2007年8月27日
IRIN
Electronic Iraq 原文(http://electroniciraq.net/news/aiddevelopment/Refugee_camp_in_south_of_Iraq_in_urgent_need_of_assistance-3192.shtml)
ディワニヤー発・IRIN。南部のディワニヤー州にあるカラマ・キャンプから人々は立ち去っている。キャンプの状況がひどく悪いためであり、状況を改善するために緊急の支援が必要である。
現在129人を擁する同キャンプは、以前は子ども向けのキャンプだったが、国内避難民(IDP)を収容するセンターに公式に転換された。
「2007年5月、カラマには250人がいたと言われている。そのうち21家族129人がキャンプに残っている。今でもキャンプにいる人々は非常に貧しい人々で、別の場所に行くためのすべを持たない」と国連の難民組織[UNHCR]の報道向け発表は言っている。
必要な物資として、水、電気、衛星装備、食料および食料以外の様々な品物がある。
基本的な保健医療サービスも必要である。地元の「イラク平和機関」(IPO)の報道官ジャフェル・アッバスは、少なくとも9割のキャンプ住人が何らかの病を抱えていると述べる。
「子どもたちは栄養失調で、女性たちは衛生状態が悪いために重い婦人科の病をわずらっています。そして命にもかかわる病気になっている老人たちも薬を手に入れることができません」とアッバスは言う。彼はまた、「一番近い診療所でもキャンプからは非常に遠く、キャンプ住民にはお金もありません」と語る。
ディワニヤー県は現在、イラクの他の地域から来るIDPを受け容れていない。7月に主な都市部で戦闘があり占領軍が地域を爆撃したため、住民は県内のより安全な地域に逃げ出した。
「ディワニヤーでは、ゲリラ活動と対ゲリラ活動、犯罪と経済の悪化から家を離れざるをえない人々が増加している」とUNHCRのイラク業務に関する報道補佐官アニタ・ラマンは言う。「ディワニヤー県のIDP人口は他の多くの県よりも少ないが[3972家族2万3832人]、基本的なサービスが手に入らないため、こうしたIDPの人々の状況は悪化している」。
UNHCRによると、キャンプ地区のサービスは不足し資源も不足しているため、生活環境は極めて劣悪で、多くの家族がキャンプを離れたという。
「UNHCRの現地職員とパートナー職員が生活必需品を提供し、基本施設の改善もこれから数週間に終わる予定である。けれども、カラマ・キャンプを安全で住むのに適した状況にするためにはもっともっと多くの支援が必要である」とUUNHCRは言う。
アッバスによると、地元のNGOやUNHCRなどの国際組織がカラマ・キャンプの住人を支援しようと苦闘しているという。「この地域で破局を避けるためには、水と食料が緊急に必要なのです」と彼は言う。
「きちんとした支援があれば、カラマ・キャンプにはさらに数十家族がもう一度住めるようになります。これらの人々も、緊急の支援と安全な住む場所が必要なのです」と彼は続ける。「ディワニヤーで最もひどい状況に置かれたこのキャンプを国際ドナーが支援することを期待します」。
この記事は国連人道問題調整局の人道関係ニュース・分析サービスであるIRINが提供している。記事中の見解は国連やその加盟国の意見を反映しているものでは必ずしもない。再掲載、再利用は、非営利目的に限り、ニュースの元を明記すれば行ってよい。条件(http://www.irinnews.org/copyright.aspx)。
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投稿者:益岡