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http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2007/09/post_f669.html から転載。
2007-09-05
〔イラクから〕 スンニ派、シーア派 フィンランドで秘密和平交渉
英紙ガーディアン(電子版)が9月4日に報じたところによると、イラクのスンニ、シーア両派の代表団が北欧のフィンランドで4日間にわたる秘密交渉を行い、12項目の和平案で合意した。
交渉はアメリカのマサチューセッツ大学マコーミック政策研究大学院が主催したもので、前フィンランド大統領のアーティザリ氏が組織した。
交渉は北アイルランドの宗教紛争を解決した経験をもとに、両派の宗派対立を乗り越えようというもので、北アイルランドのカトリック、プロテスタントの代表もオブザーバー出席した。
交渉の席にはまた、アパルトヘイトを乗り越えた南アフリカの代表も参加したという。
合意した12項目の和平案は、@交渉中の武器使用の禁止A外国の干渉排除B人権の擁護、などを基本原則として掲げている。
〔大沼・注〕
スンニ・シーア両派の提携、共闘は、アメリカの「イラク占領」を終結させる上で、最も重要な問題で、その成否が「イラク和平」実現の鍵を握っている。
それだけに、今回の和平交渉の主催者には敬意を表したい。
しかし、それにしても、この種のイニシアチブを、日本はどうしてとれないものか?
スンニ、シーア派の代表がたとえば、蔵王の森の中で温泉に浸かりながら、裸の付き合いをして相互の信頼関係を再構築する。
主宰するのは、日本の誇るアラビスト、伊達・白石藩、片倉小十郎の末裔、元イラク大使、片倉邦雄氏……。
勝手な夢なのか、これは???
イラク問題での日本の国際貢献は、教育改革同様、フィンランド方式をモデルにすべきである。
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http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,2162037,00.html