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http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20070801/1185971687
「派兵幕引きの準備を」 米次期統参議長 2007/08/01
ワシントン・ポスト8月1日付によると、ブッシュ大統領が次期統合参謀本部議長に指名したミューレン提督は、指名承認を審査する昨日の上院公聴会で、イラク戦争は米軍に大きな犠牲をもたらしていると述べ、アメリカ軍は「不敗ではない」と警告するとともに、イラク派兵に「最終的な幕を降ろす計画」が必要になっていると強調した。
※「派兵幕引きの準備を」 米・次期統参議長
Joint Chiefs Nominee: Need to Plan for Iraq Drawdown
公聴会に出席したミューレン次期統参議長(60歳)は、軍の現在の兵力構成のもとでは、米軍の増派を2008年春まで継続することはできないと認めた。同時に、イラクの政治的和解は治安の改善と同一歩調では進まないと警告した。米軍増派による「息つぎ」をイラク政府が有効に使わないかぎり、「兵力と時間がいくらあっても事態は変わらない」ということである。
民主党のレビン上院議員は、このミューレン提督の率直なもの言いを評価し、指名は承認されるだろうと示唆した。
7月26日には、ゲーツ米国防長官も、国防総省は米軍を将来イラクから撤退させる計画を立案中だとコメントした。これはヒラリー・クリントン上院議員(民主党)からの質問に対する文書回答で述べられた。
他方、イラクの石油を確保するためにも、休会をなくしてでも石油法案ほかの重要法案を成立させるよう、アメリカはイラク国民議会に強い圧力をかけてきたが、7月30日のイラク議会は9月4日まで休会することを決め、ブッシュ政府をいら立たせている。
元バース党員の公職復帰もめどが立っていない。傀儡政府が宗派・民族の利権と権力乱用ばかりにのめりこむなかで、アメリカの進めた脱バース党政策は有能な官僚を排除する結果になったが、その手直しを進めることもできないでいる。
※ロサンゼルス・タイムズ 7月31日付
Iraq's parliament adjourns without passing key laws
しかし、9月4日までの休会となると、米軍増派の成果を米国議会に報告する期限まで2週間もないことになる。
イラクの議会筋は、休会になっても各派間の協議が一切なされないわけではない、と米国の圧力に弁解しているが、その間にも、イラク国民はもとより、アメリカ国民と議会、それにブッシュ与党の共和党内からもイラク政策への批判が強まるばかりである。
作成者 uruknews : 2007年8月1日(水) 21:36 [ コメント : 1]
[新世紀人コメント]
少し前の情報なので一度出されたかもしれませんが、重要なので出しておきます。
要点は次期統合参謀本部議長に指名されたミューレン提督は、「撤退」を担う為の人物であろうと言う事です。
彼は海軍の人物であり、現在の議長は海兵隊の人物なのです。
イラクでの陸上戦闘の継続を目指すならば海軍の人物を指名しない筈なのです。
勿論、この様な"本音"は語られる事はありません。
撤退を担う議長であれば、今回の発言は当然の事であるのです。
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