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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007082702044286.html
2007年8月27日 夕刊
【ワシントン=立尾良二】イラク情勢が混迷を深める中、ブッシュ米大統領にイラク駐留米軍の撤退を決断するよう求めた共和党上院議員の重鎮、ウォーナー前上院軍事委員長は二十六日、米テレビに出演し、ブッシュ政権幹部が駐留米軍の規模について今週調整するだろうと述べた。
同議員によると、ホワイトハウス幹部とペトレアス駐留多国籍軍司令官を含む国防総省幹部が、現在約十六万人の駐留米軍を来年、どの程度維持するかについて話し合うという。世界のほかの地域で危機が発生した場合を想定。特に地上軍の対応能力が焦点になる見込みで、同議員は「明らかに(現状では)問題がある」と指摘した。
ウォーナー議員は二十三日、ブッシュ大統領に対し、九月中旬に「イラク最終報告」を議会へ提出する際、駐留米軍のうち約五千人を今年のクリスマスまでに撤退させるよう提言。二十六日もブッシュ大統領がイラク政策の見直しに失敗した場合には、大統領と距離を置く可能性を示唆した。
米紙ニューヨーク・タイムズも二十四日、国防総省幹部が二〇〇八年末までにイラク駐留戦闘部隊の大幅削減に傾いているもようと報じた。九月の「イラク最終報告」に向けて、駐留米軍削減への圧力が強まっている。