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毎日【イラク：マリキ首相、クリントン氏らを名指しで批判】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070827k0000e030013000c.html
イラク：マリキ首相、クリントン氏らを名指しで批判
【カイロ高橋宗男】イラクのマリキ首相は２６日、バグダッドで記者会見し、同首相の更迭を主張する米民主党のヒラリー・クリントン上院議員らを「イラクを米国の村の一つのように考えている」と述べ、強く反発した。ロイター通信などが伝えた。
クリントン氏は２２日、イラク議会がマリキ首相を更迭し、「国民融和を図れる人物」に交代させるよう求める声明を出した。２０日には同じ民主党のレビン米上院軍事委員長が同様の発言をした。
マリキ首相は会見でこの２人を名指しし「我々の内政問題への深刻な干渉だ」と強調した上で、「正気に戻り、敬意を持ってイラクについて語るよう求める」と述べた。
９月中旬に予定されるイラク駐留米軍のペトレアス司令官とクロッカー駐イラク米大使による米議会へのイラク情勢評価報告を前に、米国などではマリキ首相批判が高まっている。報告は米軍が一定の成果を上げている一方、イラク政府による政治プロセスに進展がない点も強調し、「イラク人自身の責任」に焦点を当てるとみられている。
マリキ首相は、先手を打つ形で会見では「米軍は軍事作戦遂行の面で重大な過ちを犯している」と指摘。バグダッドのシューラ地区やサドルシティーでの作戦を例に、「１人を拘束しようとする時に、１０人を殺害すべきではない」と強調し、無実の市民を犠牲にする米軍の作戦を非難した。
毎日新聞 2007年8月27日 10時17分
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