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毎日【フランス:イラクの治安改善支援を検討 親米姿勢鮮明に】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20070826k0000m030084000c.html
フランス:イラクの治安改善支援を検討 親米姿勢鮮明に
【パリ福井聡】フランス外務省のシモノー報道官は24日、同国がイラクの治安改善に向け、警察や治安部隊の支援を検討していると初めて明らかにした。イラク戦争後、クシュネル外相の仏閣僚としてのイラク初訪問を受けて具体策に踏み込んだ発言で、フランスのイラク介入姿勢を鮮明にした。シラク前仏政権は03年の米国主導のイラク戦争に反対したが、今春就任したサルコジ政権は親米路線を強調する形で米国への側面支援を模索している。
シモノー報道官は「イラク派兵の意図はないが、警察か治安部隊を支援する形で何かできないか考えている」と表明。「(シラク前政権が決めた)米軍その他の外国部隊は08年までに撤退すべきだ」との立場に変わりはないとした上で、「国連の枠組みでイラクの経済分野で貢献できるよう欧州レベルで行動すべきだ」とも述べた。
クシュネル外相は19日から3日間のイラク訪問で、タラバニ大統領らと治安部隊への貢献策を協議。「数千人もの犠牲者を出している宗派抗争は受け入れられない。フランスは国連とともに、暴力に対する戦いで役割を担うつもりだ」と述べ、イラク介入への決意を表明していた。
イラクでは昨年来、米英合同部隊が宗派色を排したイラク警察部隊を設立しようと、イラク人を養成している。しかし、イラク内務省が「訓練終了者に特定勢力の民兵が潜り込んでいる」として新任警官の配備を拒否するなど、警官養成の支援には課題も大きい。
クシュネル外相は先に「イラク訪問はフランスが役割を拡大するための現状把握が目的。役割の中身が固まり始めれば再訪問する」と述べており、具体的な介入・支援策は今後詰められていく見通しだ。
毎日新聞 2007年8月25日 21時52分
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