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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070825AT2M2402D24082007.html
【カイロ=金沢浩明】イラクのマリキ政権の動揺が強まっている。イスラム教スンニ派勢力が政権を完全離脱する公算が大きくなったほか、米国も宗派対立解消への指導力がないとして露骨に距離を置き始めた。シーア派最高権威の最高指導者シスタニ師も批判に回り始めたとされ、マリキ首相は周辺国などからの支持に活路を見いだそうと懸命だ。
スンニ派会派「イラクの調和」の有力指導者であるハシミ副大統領は24日、外遊先のトルコで「我々の改革要求が通らない限り連立政権には戻らない」と述べた。イラクの調和は今月中旬に首都バグダッドで開いた各派の首脳協議に出席したが、シーア派、クルド系などの政策合意には加わらず態度を留保していた。要求の具体的内容には触れなかったものの、スンニ派の大幅な権利確保を含んでいるとされ、合意は難しい状況だ。
現地ではシスタニ師が政権への「失望」を表明したとの報道も出ている。