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□「アルカイダ掃討作戦」は本物か? [イラク情勢ニュース]
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URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2007/08/21 (火)
[飛耳長目録 today's news list]
☆「アルカイダ掃討作戦」は本物か?
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☆★米軍とアルカイダの狭間で Caught Between the U.S. and Al-Qaeda
ダール・ジャマイルの中東速報 2007年8月20日付
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Dahr Jamail's MidEast Dispatches
http://dahrjamailiraq.com
http://www.dahrjamailiraq.com/hard_news/archives/iraq/000624.php
Inter Press Service
By Ahmed Ali
バクーバ発、8月20日(IPS) −−バグダッドの北、バクーバ市における
米軍の大規模な軍事作戦が終了したが、住民たちはその余波のなかで今も災難に見
舞われている。
6月18日、バグダッドの北東50キロに位置するバクーバで、米軍はアローヘ
ッド・リッパー作戦
に着手した。バクーバはディヤラ州の州都である。
※注: Arrowhead Ripper 鏃(やじり)が引き裂くという意味
公式発表された作戦目標は、バクーバその他からアルカイダを根絶する、という
ものだった。この地域は、米軍に対する攻撃が最も多い地域の一つとみられていた
。
作戦に着手して間もなく、米軍はアルカイダ戦士の80%が既に同地から逃げだ
したことを認めた。
住民たちは犯罪者集団である宗派主義者の暗殺チームによる襲撃と誘拐が終わる
かと期待していたが、米軍の作戦は何の助けにもならなかった。
住民の一人モハメド・フライルはIPSに、「ここの住民が恐れているのは、占
領軍はいつもアルカイダを市外に追い払うが、不幸なことに、彼等が退却するとア
ルカイダが戻ってくるからだ」と語った。「だから占領軍は何の解決策ももたらさ
なかった」。
匿名(とくめい)でIPSの取材に応じたバクーバ市の当局者は、アルカイダが
既に市の一部に戻ってきたと指摘した。「イラク警察とイラク軍では、路上や建物
に立てこもるアルカイダにかなわないはずだ」と。
住民はあらゆる面で敵を恐れていることを明きらかにした。市内の中学校教師ジ
ャバル・イブラヒムは、「アメリカ軍とアルカイダ戦士の中間に立たされた市民は
、今回の戦争で犠牲にされるだけだ」とIPSに話した。「アルカイダ戦士が市内
を掌握していたが、米軍が鎮圧にやってくると、アルカイダは既に逃げだし、住民
は米軍から砲弾と爆弾を浴びせられた」という。
そして、米軍がアルカイダ(の容疑者)を摘発するといって、市民を無差別に連
行することに、多くの住民が不満をつのらせている。「しょっちゅう誤認逮捕され
、戦闘や暴力とは何のかかわりあいもない市民が連行された。そして本物のアルカ
イダは逃げるのだ」と、名前を伏せた住民がIPSに説明した。
イラク・イスラム党は、作戦が始まって早い内に、バクーバでは多くの市民が殺
されたとして、そこで作戦にたずさわった多国籍軍を非難した。
同党が発表した声明には、「米軍によって指揮されたバクーバ西部の作戦は、3
50人以上の市民を殺すにいたり、しかもその大部分はまだ瓦礫(がれき)のなか
に放置されている」と書かれていた。
人口30万人を擁するバクーバ市では、多くの市民が、アローヘッド・リッッパ
ー作戦は生活環境を悪化させた、と批判した。退職公務員のハミド・シャアバン(
51歳)は、「われわれは12日間も、水と電気、食糧のない生活を送った」とI
PSに語り、「それでも米軍は助けてくれなかった」と非難した。
シャアバンは、「子どもが7人もいるので、米軍に食べ物と水をもらいに行った
」と話した。そこで彼が入手できたのは、何本かの水のビンだけだった。彼はそう
言って立ち去った。
1年のうちでも最悪の時期に、バクーバは水不足に襲われた。ある年配の女性は
、「気温は摂氏45度から51度にまでなるんですよ」と語った。「もう何日間も
、おそろしい日々を過ごしてきました」。
IPSが取材した人のほとんどが、できることなら市から離れたいが、そのため
の資金もないし、第一、どこにいくか当てもない、と話した。
住民の一人カミル・アビドは、「この凄惨な土地を離れようにも、ほかに行くと
ころがない」とIPSに語った。「どこに行っても同じだし、出発するための金も
ない」。
米軍はしばしば、襲撃と捜索のあいだ自宅に閉じこもっていた人々を拘束した。
一部の住民からは、自宅にとどまるという決めたことが反抗の印だとみなされた、
という声が聞かれた。
今では、ほとんど全員があらゆる脅しと暴力にウンザリしている。ある食品店の
主は、「人々が求めているのは、生活の糧を得るため働きに行くことができる安全
だ」と語った。「それを保障するのが占領軍とイラク政府の責任じゃないのか」と
。
米軍は本当は問題を解決したくないのだ、という疑いが濃くなっている。ある退
役将校は、「米国政府はいつも敵をつくりだしてはその敵と戦ってみせるが、米軍
の助けなしにはイラク政府は無能だと弱体政府に見せつけるのが目的なのさ」と指
摘した。
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