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米陸軍で自殺者増加 湾岸戦争以来最多 『イラク』など影響か
【東京新聞】2007年8月17日 夕刊
【ワシントン=立尾良二】米陸軍は十六日、昨年の自殺者数が九十九人に上り、うちイラクとアフガニスタンの戦場で三十人が自殺したと発表した。さらに二人の死因を確認中で、自殺の場合は計百一人になる。湾岸戦争時の一九九一年に、百二人が自殺して以来最多という。
米陸軍の兵力は約五十万人。昨年の自殺未遂者は九百四十八人に上った。一昨年の自殺者数は八十八人で、今年はすでに四十四人が自殺した。
陸軍の精神科医は、自殺の原因について「人間関係の失敗が主因。戦闘と自殺に直接の関係は見あたらないが、戦地勤務が長引くことで人間関係、特に婚姻関係のストレスが増加している」と述べ、80%が人間関係の失敗による自殺と指摘した。
イラクやアフガンの戦地へ派遣される陸軍兵士は不足しており、複数回数派遣されたり、一度の派遣期間も今年、十二カ月から十五カ月に延長された。武器が身近にあることも自殺防止を困難にしているという。
ただ、十万人当たりに換算すると、昨年の陸軍の自殺者は一七・三人。米国の一般人の自殺者は十万人当たり十人から十一人だが、陸軍と同様の年齢構成の母集団を考えた場合は、十万人当たり十九人から二十人に増える。このため、陸軍の自殺者の割合は一般人より少ないとの見方もある。
また、米海兵隊の昨年の自殺者数は二十四人だった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007081702041786.html