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韓国政府、人質女性2人の解放確認 アフガン拉致・殺害事件【東京新聞】
2007年8月13日 23時12分
【カブール13日共同】アフガニスタン旧政権タリバンによる韓国人ボランティア拉致・殺害事件で、タリバンは13日、重病とされていた人質女性2人を解放。2人は東部ガズニ州で赤新月社の関係者に引き渡された。7月19日に一行23人が拉致されて以来、解放は初めて。今後の焦点は残る人質19人の解放交渉に移る。
韓国外交通商省はキム・キョンジャさん(37)とキム・ジナさん(32)が解放されたことを確認。同省当局者によると、2人はガズニ州の米軍基地におり、韓国政府の保護下に置かれている。自力で歩けるが、今後、健康診断を受けるという。
タリバン側は解放について条件は付けず、人道的な決定だと韓国側に伝えたという。
ガズニ州アンダル村の長老によると、2人は8月13日、タリバンから長老側に引き渡され、赤新月社側に移された。
一方、同州のパタン知事らによると、韓国政府とタリバンの直接交渉は13日も引き続き行われ、死亡が確認された男性2人と解放された2人を除く19人の処遇について協議した。
タリバンは19人の処遇は直接交渉の行方次第としており、拘束中の仲間の釈放を引き続き要求。アフガン政府は応じない姿勢を強調しており、全員解放に向けた交渉の行方は予断を許さない。
タリバンの報道官は11日「女性2人を解放した」と語ったが、翌日になって、移送手段の確保などで問題が生じ、解放できなかったと発言を訂正していた。
◆韓国政府が解放歓迎
【ソウル13日共同】韓国の青瓦台(大統領官邸)は13日、アフガニスタンの韓国人拉致・殺害事件で、人質女性2人が解放されたことについて「国民とともに喜ばしく思う」と歓迎の意を示す一方で、残り19人が拉致されたままであることがもどかしいと表明した。
青瓦台によると、盧武鉉大統領は同日、政府として19人の早期解放に向けあらゆる努力を行うよう関係部署に指示した。
◆韓国人拉致事件の経過(日時は現地時間)
7月19日 旧政権タリバンがアフガン東部ガズニ州でバスを襲い、韓国人23人を拉致
21日 タリバン報道官が拘束中のメンバー釈放を要求。22日午後7時までに応じなければ人質を殺害すると警告、その後次々と期限延長。韓国の盧武鉉大統領が人質の早期解放を要請
22日 韓国の緊急対策チームがアフガン入り
23日 アフガン、韓国両政府がタリバン側と接触
24日 人質の安全を確認と韓国政府当局者
25日 人質の男性、裴炯奎牧師の射殺体発見
26日 人質の女性が電話で苦境と解放への尽力訴え
29日 韓国の白鍾天大統領統一外交安保政策室長がカブールでカルザイ大統領と会談
30日 交渉期限後に男性人質1人を射殺とタリバン報道官
31日 韓国政府が沈聖^さんの遺体を確認
8月 1日 タリバン報道官が人質4人の殺害を警告。今後期限は設けず、交渉による解決が不可能と判断すれば人質を殺害すると言明
6日 カルザイ大統領とブッシュ米大統領が会談、タリバンの要求に応じないことを確認
7日 韓国人家族が失望を表明。タリバンが拉致の継続を宣言
8日 カルザイ大統領が女性拉致はアフガンの不名誉と非難
10日 タリバンの司令官が韓国政府との交渉が失敗すれば人質殺害と警告。タリバン側と韓国政府交渉団がガズニ州内で初の直接交渉
13日 タリバンが健康状態の悪い女性2人を解放
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007081390214041.html