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ロシア グルジアを爆撃か 両国関係、再び緊迫化も【東京新聞】
2007年8月8日 朝刊
【モスクワ=稲熊均】タス通信によると、ロシア系住民がグルジアからの独立を求め紛争の続いている南オセチア自治州で六日夜、戦闘機からミサイルが発射された。戦闘機の国籍は不明だが、グルジア側はロシア機による爆撃と主張。両国は昨年秋にも、同自治州での銃撃事件を機に、国交断絶の危機に発展しており、再び関係が緊迫化する恐れが出てきた。
グルジア国防省によると、ミサイルの破片が見つかったのは南オセチア自治州と他州の境界線にあるチテルバニ村近郊で、発射したのはロシアの最新鋭戦闘機スホイだという。ミサイルによる被害は不明。
国防省高官は、ロシア軍が、現地近くに配備されているグルジアの軍事レーダーを爆撃しようとし、失敗した可能性があるとの見方を示した。
グルジアのベズアシビリ外相は駐グルジア・ロシア大使を呼んで、説明を求めたが、ロシア側は自国戦闘機による攻撃を否定している。
ロシア系住民が大多数を占める南オセチア周辺ではソ連崩壊直前からグルジアと住民の間で武力紛争に発展。一九九二年に停戦したものの、現在も自治州内にロシア軍が駐留、周辺をグルジア軍が包囲する状態が続く。
昨年秋には自治州上空でグルジア国防相の乗ったヘリコプターが銃撃されたことを機にロシア軍将校が拘束され、両国が全外交官を一時、引き揚げる事態に発展した。
最近では、グルジアが求める同自治州からのロシア軍撤退にプーチン政権が応じないことから、先月中旬、北大西洋条約機構(NATO)とグルジアなど旧ソ連の親欧米諸国合同の軍事演習をグルジア国内で行い、ロシア側をけん制していた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007080802039436.html