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東ティモール、暴動状態に 新政権に抗議140軒焼く【東京新聞】
2007年8月10日 21時37分
【ジャカルタ10日共同】東ティモールで政権を失った最大政党、東ティモール独立革命戦線(フレティリン)の支持者は10日、新政権への抗議行動を続け、同党の地盤の東部ビケケ、バウカウ両県では放火や投石が激化、暴動状態となった。国連当局者によると、焼かれた民家は少なくとも142軒に達した。
8日に発足したグスマン首相の連立政権を支える旧野党、社会民主連合のビケケ県支部長は「党員宅など1000軒近くが放火され、約3000人が避難民となり森に隠れている。このままでは子供が死んでしまう」と語った。
国連児童基金(ユニセフ)によると、バウカウ県では子供を支援する非政府組織(NGO)事務所が全焼。全国で6日に新学期が始まったが、放火された学校もあり、全13県のうち4県で正常に授業ができない状態という。国連警察は、首都ディリでも夜に散発的な衝突や投石が起きているとして、夜間に外出しないよう呼び掛けた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007081001000715.html