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英労働党の支持率急伸、ブラウン人気で1年半ぶり40%台
【ロンドン=本間圭一】英政界でブラウン首相の就任後、与党・労働党の支持率が急上昇し、約1年ぶりに最大野党・保守党を逆転した。
首相が懸案に迅速に対応し国民の期待に応える一方、保守党内の抗争が顕在化しているためだ。「ブラウン人気」は、次期総選挙の行方にも大きく影響しそうだ。
民間調査機関YOUGOVによると、労働党の支持率は6月、38%と1年2か月ぶりに保守党を上回った。7月には、さらに3ポイント上昇、1年6か月ぶりに40%台に達した。別の機関ICMの調査でも、7月の労働党支持率は保守党を引き離した。5日付の英紙サンデー・タイムズは「労働党幹部の期待以上だ」と伝えた。
ブラウン政権は、政権発足直後の6月末に起こったロンドンとグラスゴーの連続テロ事件で、容疑者を摘発し、事件の再発を防止。7月下旬の大洪水でも危機対応能力の高さを実証した。国民の6割以上が求める、公的支援による住宅建設でも、具体的構想を示した。
一方の保守党は、キャメロン党首が党員の支持する公立エリート校の新設に距離を置き、党内右派の反発を招くなど、指導力が問われている。
英メディアは、総選挙の洗礼を受けていない首相が政権基盤を固めるため、2009年と見られた総選挙を早期実施するとの見方を伝えている。英紙ザ・タイムズは「今秋実施」の可能性にまで言及している。
(2007年8月5日23時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070805id23.htm