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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070802k0000m030165000c.html
【カブール栗田慎一】タリバンに拉致された韓国人23人は、ガズニ州カラボフ地区にあるタリバン勢力下の市場を散策し、大型バスで発車した直後にタリバン兵約25人に連れ去られていたことが1日、明らかになった。同州警察が毎日新聞の取材に答えた。一行の中にはタリバンがイスラム女性の着用を厳禁している袖無しシャツ姿の女性もいたという。拉致の詳細な状況が明らかになったのは初めて。
警察によると、韓国人一行は7月19日午後、大型チャーターバスでカラボフ地区のレオナイ市場に乗り入れた。休憩のため下車し、レストランでアイスクリームを買い求め、約30分間にわたって市場内を散策。一行の中には袖無しシャツ姿の女性もおり、市場の風景をビデオやカメラで撮影しながら楽しんでいたという。
この市場はタリバンが事実上「支配」しており、住民のほとんどはタリバン支持者と言われているという。イスラム原理主義的なタリバンは、女性が肌を露出する服装を厳しく禁じている。このため、韓国人一行は異質な存在としてかなり目立ったとみられる。
警察幹部は毎日新聞の取材に対し「韓国人を見た住民がタリバンに連絡をした可能性が極めて高い」と話す。警察に寄せられた目撃証言によると、一行を乗せたバスが発車した直後、旧型トラックが猛スピードで追跡し、バスの前に割り込んで停止させた。同時に、トラックの荷台からカラシニコフ銃を持った約25人のタリバン兵が降り立ち、バスから23人を連れ出し、トラックの荷台に押し込んで西方へ走り去ったという。
毎日新聞 2007年8月2日 3時00分