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http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=346
アムネスティ・インターナショナルは7月27日、ルワンダで死刑を廃止する法律が発布されたことを歓迎する。ルワンダは大湖地域で初めての死刑廃止国となり、世界の死刑廃止の潮流に強く賛同し、法律上で死刑を廃止した100番目の国となった。また、事実上死刑を廃止した国は世界で30カ国である。アフリカで死刑を全面的に廃止した国は、ルワンダを含めて14カ国、事実上廃止している国は18カ国である。
ルワンダの死刑廃止が、中央アフリカ全体が死刑廃止へと向かう突破口になることをアムネスティは期待している。また同様の動きとして、ブルンジでは、まだ発布されてはいないが、先ごろ改正された刑法で、死刑が全面的に廃止された。来る10月、世界的な執行停止の決議が国連総会に提案されることになっているが、死刑を全面廃止したルワンダもこの決議の共同提案国になり、決議を支持するよう近隣諸国に働きかけることをアムネスティは求める。
ルワンダでの最後の死刑判決は2003年だった。最後の死刑執行は1998年で、民族大虐殺に関する罪で有罪となった22人が処刑された。ルワンダには現在約600人の死刑囚がいる。法律の施行によって死刑判決は減刑されても、囚人たちが引き続き、残虐、非人道的かつ品位を傷つける状況下で拘禁されていることが懸念される。
背景 ルワンダ国際刑事法廷(ICTR)が拘束している囚人たちがルワンダに引き渡されない理由の一つは、ルワンダに死刑制度があることだった。さらに、ルワンダの司法制度の下で公正な裁判が行なえるのかといったことや、司法の独立、公平性、透明性にも懸念があった。このような中で、死刑が廃止された。
今年の国連総会に世界的な執行停止決議を提案することを支持する国ぐには、アフリカを含め世界の全地域に存在する。この決議が、全世界が死刑廃止に向かう重要な節目になるとアムネスティは考えている。
AI Index: AFR 47/010/2007
2007年7月27日