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「1人射殺」とタリバン 8人解放情報、当局は否定【中日新聞】
2007年7月26日 00時46分
【カブール、ソウル25日共同=大西利尚、角田卓士】アフガニスタン東部ガズニ州で旧政権タリバンが韓国人ボランティア男女23人を拉致した事件で、アフガン・イスラム通信は25日、タリバンが人質の男性1人を射殺したと報じた。アフガン政府当局者も、男性1人が病気で衰弱したため射殺されたことを認めた。
一方、韓国主要メディアは一時、人質のうち8人が解放されたと伝えたが、ガズニ州知事は否定。アフガン政府交渉団当局者も、確認できないと述べた。韓国政府当局者は、8人解放も1人殺害も「確認はできていない」としており、情報は錯綜(さくそう)している。
ロイター通信によると、タリバン報道官は25日、交渉の最終期限として26日午前1時(日本時間同日午前5時半)を設定、期限までにメンバーを釈放しなければ韓国人をさらに殺害すると語った。
韓国のKBSテレビは25日、タリバン報道官の話として、殺害されたとされる人質の男性は、ボランティアグループのリーダーで42歳の「ペ・ヒョンギュ牧師」だと報じた。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007072501000920.html