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□タリバン、韓国と直接交渉…人質の身代金目的か [中央日報]
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=89567&servcode=400§code=400
タリバン、韓国と直接交渉…人質の身代金目的か
アフガニスタン武装勢力タリバンが韓国政府と直接交渉を促したのに対してその背景に関心が集まっている。
23日、アフガニスタンニュース専門AIP通信によると、タリバンの指揮官であるアブドーラ・ジャンのスポークスマンは「アフガニスタン政府との交渉が失敗に向かっていて成功できないとみている。韓国政府が直接我々と対面しなければならない」と直接対話を要求した。続く3次交渉時限(日本時間23日午後11時30分)を控えて再び韓国との直接対話を要求し、時限内に問題が解決されなければすべての人質を殺害すると脅迫した。
◆アフガニスタン政府に代わり韓国と接触=タリバンがこのようにアフガニスタン政府を間に置いた間接交渉から直接交渉に転換を模索したのは、アフガニスタン政府が「人質と同じ人数のタリバン収監者と交換しよう」という自分たちの要求を受け入れる意思がないと判断したからとみられる。
実際にアフガニスタン政府はこの日、タリバンと罪囚を交換する意思がないことをはっきり伝えた。アブドゥール・ハーディ・カリド・アフガニスタン内務次官はアルジャジーノ放送との会見で「アフガニスタン政府が問題を平和的に解決するために最善の努力を尽くしているが、法を破る取引はしない」とした。
自国内でテロとの戦争を遂行中の米国と北大西洋条約機構(NATO)の関係を考慮した場合、前例のない大規模タリバン収監者の釈放はやはり問題を残す。罪囚の釈放はややもすれば同じような型の拉致犯罪を誘発する可能性があるという恐れがある。
実際にハミド・カルザイ・アフガニスタン大統領は今年の3月、タリバンに人質としてつかまったイタリア記者を救うために収監者5人を釈放した後、国際社会から大きな非難を浴びた。この事態によってカルザイ大統領は事実上、今度タリバンとの交渉で提示することができるカードは多くない状態だ。
◆収監者釈放の圧迫が狙い=それなら韓国との直接交渉を通じてタリバン側が得ようとするものは何か。いくつかの可能性があるが、まず韓国との直接対話を通じてアフガニスタン政府を間接的に圧迫しようとする意図があるものと見られる。交渉過程で強く迫り、韓国政府からアフガニスタン政府にタリバン収監者の釈放を要請させようとする狙いだ。これは人質と収監者交換を受け入れにくかったアフガニスタン政府に、タリバン釈放の新たな名分を提供する要因として作用する。
タリバンが韓国との直接交渉を選んだまた別の理由として交渉長期化による負担を挙げることができる。交渉が長期化されれば人質の管理にも気を使わなければならないなど負担が大きいだけに、韓国を相手に速戦即決式の解決策を見つけ出すという意図である可能性があるというのだ。
◆早期解決へ=タリバンスポークスマンであるカリ・ユスフ・アマディもこの日AFPとの通話で「韓国の人質たちは元気な状態」と明らかにし「あんな(劣悪な)状況で人質たちの面倒を見るのは大変難しいので、我々はこの問題が早く解決されることを願う」と話した。
タリバン指揮官であるアブドーラ・ジャンのスポークスマンも3次交渉時限を控え、韓国政府との直接交渉を重ねて促し「アフガニスタン政府との交渉でど何も結果が出ないもようだ。我々はこれ以上待つことができない」とし、早期解決したいことをほのめかした。
最後の可能性はタリバンが、同僚収監者釈放が不可能だという判断に至り、あきらめて金銭的な利得を取ると決めることだ。韓国政府との交渉テーブルで人質たちの身代金を取ろうということだ。これはタリバン罪囚釈放よりはずっと韓国側が受け入れやすいカードになるだろう。
とにかくタリバンがアフガニスタン政府との交渉をあきらめて韓国との直接対話を要求し、韓国政府としては負担がさらに大きくなった。なおかつ交渉時限が3度も延長され、タリバン側の殺害脅迫水位もますます高くなった。今後、タリバンと韓国政府がどんな態度を見せるか注目される。
パク・キョンドク記者
2007.07.24 11:30:09