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県立沖縄高等養護学校に装甲車 米軍侵入、Uターン
7月20日9時38分配信 琉球新報
【うるま】うるま市田場の県立沖縄高等養護学校(塩浜康男校長、生徒数124人)に18日午後、米軍装甲車1台が無断で侵入し、同校陸上部生徒20人が練習で走っているコース上でUターンを行っていたことが19日分かった。18日は宜野座村の特産品加工直売施設駐車場でも米軍装甲車が乗りつける事態が起きており、相次ぐ米軍車両による基地外施設の敷地内侵入に、日米地位協定に詳しい専門家は「(無断立ち入りは)地位協定でも許されない」と指摘し、関係者からも批判の声が上がっている。那覇防衛施設局が装甲車の所属について確認している。
装甲車が高等養護学校の校内に乗り入れたのは午後4時53|54分の間。上江洲交差点から田場交差点向けに進んでいたところ、装甲車は突然、正門から侵入。校内で後進や前進を繰り返して進路変更した。
同時刻は部活動の時間帯で、陸上部の生徒が練習で走っていた。装甲車が侵入したのは練習コースとなっていた場所で、生徒らと装甲車が接近する場面もあった。同校職員によると、装甲車が入った際に「陸軍が入ってきた」と生徒が訴えていたという。
装甲車侵入の通報をしたのは近くを車で通った県職員。「装甲車を不審に思った車が速度を遅くしていたので、学校の前が少し渋滞していた。ハッチから、2人のヘルメットをかぶった兵士が通りを眺めていた。手前の交差点では別の装甲車も見かけた。学校で何かあったのかと心配しすぐに連絡した」と話した。
通報を受けた宮里朝盛うるま市議が市基地対策課に連絡。午後5時20分、同課の職員と学校を訪れた。
侵入時、学校側は職員会議中で教員らは装甲車に気付かなかったが、議員らの訪問後、監視カメラの画像で装甲車の侵入を確認した。
同校の塩浜校長は「子どもの安全を守る立場では、いかなる車両も無断で入ってくることはあってはならない。生徒たちのショックも大きく、ケアしなければいけないだろう。中には、見慣れないものや大きな音でもパニックを起こす生徒もいる。今回それがなかったのは幸いだった」と述べ、生徒らに与える影響への不安を口にした。学校は20日の終業式で生徒らへ事情を話し、式後のPTA評議委員会でも保護者らに対して説明を行う。
知念恒男うるま市長は「市としては対象車両の所属確認を急ぎ、何らかの対処を行っていきたい」と話した。市議会の東浜光雄基地対策委員長も「監視カメラなどを確認し、基地対策委員会で取り上げて抗議について検討する」と話した。
最終更新:7月20日9時38分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000001-ryu-oki