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□英亡命のロ政商の暗殺謀議が発覚、「殺し屋」逮捕とも [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200707180031.html
英亡命のロ政商の暗殺謀議が発覚、「殺し屋」逮捕とも
2007.07.18
Web posted at: 22:19 JST
- CNN
ロンドン(CNN) プーチン政権への批判活動を続け、英国に亡命中のロシア人富豪、ボリス・ベレゾフスキー氏が英治安当局が入手した「暗殺謀議」情報を受け、約3週間前、英国を離れていたことが18日分かった。英紙サンが報じた。
同氏の広報担当はコメントしていない。サン紙は、ロシア人の「殺し屋」が英治安当局によりロンドンの米系ホテルで拘束され、暗殺を防いだとも報じているが、真偽は不明。
英国、ロシアの両国関係は、昨年末のロシア元情報将校の毒殺事件に絡み駐英のロシア外交官4人の国外退去を命じられたことで一層、険悪化。ロシア政府は外交的な対抗措置を検討している。
ベレゾフスキー氏は出国から約1週間後、英治安当局から事態は収まったとの連絡を受け、戻ったという。
サン紙の報道を受け、ロシアのフェドトフ駐英大使はロシア政府が関与していることを否定。英BBC放送に対し「ベレゾフスキー氏は資金洗浄、汚職や組織犯罪など多くの国際陰謀に関与しており、当人がこの種の脅迫に直面していることは承知しているだろう」とも皮肉を交えて述べた。
ロシア当局は、ベレゾフスキー氏の身柄送還をこれまで英国に要求していたが、英国はこれを拒否している。ロシア政府は元情報将校の殺害事件で同氏の関与を主張したこともある。ベレゾフスキー氏は2000年、プーチン政権の誕生と共に英国に亡命、プーチン政権の武力打倒をほのめかしたこともある。
プーチン大統領との対立は、ロシア前政権への支持に対する報復に起因するとされる。