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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2007/07/14
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108771643.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集＆発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/07/18 (水)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート ７月１４日付
◆レジスタンスの迫撃砲攻撃で占領協力者の会議が流れる
◆アンバル州西部： 米軍基地に向かうトラック１７台を破壊
◆ハディッサ近郊： レジスタンスの迫撃弾が米軍基地を襲う
◇迫撃弾がグリーンゾーンを直撃、占領協力者２人が死亡
◆宗派主義者の殺人が続く、バグダッドで２１人の遺体発見
◇バグダッド： ムサンナ空港の収容所で収容者がハンスト
◆バグダッド： レジスタンス戦士が米軍装甲車を破壊
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□イラク・レジスタンス・レポート ２００７年７月１４日 土曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 14 July 2007
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http://www.albasrah.net/en_articles_2007/0707/iraqiresistancereport_090707.htm
●ディヤラ州 Diyala Province
◆レジスタンスの迫撃砲攻撃で占領協力者の会議が流れる
Resistance mortars break up planned meeting of collaborators in al-Mada’in
１４日正午、イラク・レジスタンスがマダインで迫撃砲攻撃、占領協力者による
「マダイン救済議会」設立会議を開こうとしていたＣＩＡの手先アハマド・チャラ
ビの試みを頓挫させた−−イスラム法学者協会が１４日午後４時５０分の速報で伝
えた。
法学者協会が報道した目撃者の話によると、予定された会議が始まる少し前、レ
ジスタンスは約１５発の迫撃弾を会議上に撃ちこんだ。会場はハミド・アッ・ラデ
ィ・ホールと呼ばれる建物で、スレイマン・アル・ファルシ・モスクの背後にある。
目撃者の話では、迫撃弾が炸裂しはじめるや、アハマド・チャラビは部下を連れ
て現場から遁走した。チャラビと会議の同席者がすばやく逃げ出したあと、米軍が
急行して一帯を包囲したが、会議に出席することになっていた占領協力者たちに犠
牲がでたかどうかは情報が得られてない。
法学者協会は、米軍と傀儡政権がイラクの諸州に占領協力者による機関を設置し
ようとしてきた、と指摘した。この組織は「救済会議」と呼ばれているが、彼らの
狙いは部族指導者を懐柔して占領当局への協力者にし、地方の傀儡警察と民兵を編
成することにある。
米軍が２００３年春にイラクを侵攻したとき、アメリカ人は約２万〜３万人のシ
ーア派民兵を連れて来たが、彼らはイランで訓練と武装を与えられた者たちだった。
アメ米国のイラク占領後は、こうした武装集団が傀儡警察と治安部隊の核となり、
アメリカ軍は地方住民への対処を彼らに依存した。
しかし、絶え間ないイラク・レジスタンスの攻撃がアメリカにイラク撤退を模索
させるまでになり、イランの宗教権威と結びついたシーア至上主義の民兵が威張り
だした。多くの事件で、彼らは米軍から支給された制服を着用しているものの、権
威主義者であるイラン根本主義政権の代理人を護衛する役割を果たしてきた。それ
はアメリカ軍がイラクから去る時に、漁夫の利を得ようとするものである。
シーア至上主義者の治安部隊と米軍との衝突は、イラク社会の中から別の勢力を
抱きこんで、シーア派民兵に替わる治安部隊を養成し、アメリカの占領体制を守り
維持する基盤とすることをアメリカに迫った。特に、アメリカ政府は最近、スンニ
派のベドウィンである部族指導者を「反シーア派」のプロパガンダで釣り、アメリ
カが当初から描いてきたイラクの宗派的違いを利用して誇張している。
しかし、スンニ派の「救済会議」を設立しようというアメリカの試みは、驚くほ
どに成果がなかった。その主な理由は、大衆がアメリカの呼びかけに応じる者を反
逆者として拒否したことである。その結果、孤立して苛立つ「救済会議」の占領協
力者たちは、地方住民を支配するにはどう猛な部隊を養うしかないところに行きつ
いた。
今月１１日には、米軍は「アンバル州救済会議」の警察が地元住民４０人を虐殺
したことを認め、ファルージャの傀儡市長と警察本部長を解任せざるを得なくなっ
た。アメリカの占領を助けるために地方住民の「人心を掌握する」という任務を、
「救済会議」が果たせなかったことは、目を見張らせる象徴的なできごとだった。
１４日、マダインにおいて占領協力者がレジスタンスに砲撃されたことは、占領
協力者をかき集めようとするアメリカに屈辱的な後退を迫るものとして、一連の事
件のなかでは最も新しいできごととなった。
◇ミクダディヤ： シーア派民兵はスンニ住民の追放作戦を継続
立ち退かせるためモスクを焼き払い、民家１７軒にも火を放つ
◇ミクダディヤ： 爆弾で傀儡イラク軍兵士５人死亡
◇バクーバ： レジスタンスの攻撃で傀儡軍兵士３人死亡
●アンバル州 Al-Anbar Province
◆ラワ： アンバル州西部で米軍基地に向かうトラック１７台を破壊
Seventeen trucks destroyed in biggest Resistance strike in western al-Anbar
イラク・レジスタンス戦士は１３日夜、イラク北部の都市モスルから、バグダッ
ドの北西３１５キロのラワ市にある米軍基地へ、クルド分離主義の民兵ペシュメル
ガに護衛されて物資を運搬するトラック部隊を待ち伏せ攻撃した−−クドス・プレ
スが自社ウェブサイトに14日付で掲載した。
傀儡の治安関係者はクドス・プレストとの独占インタビューのなかで、イラク・
レジスタンス戦士はこの攻撃で輸送トラック１７台を破壊し、親米クルド分離主義
の民兵３０人を殺傷した、と語った。
その情報提供者は、さらに、１３日夜のレジスタンスによる攻撃で、トラック部
隊を護衛していた民兵ペシュメルガの車両多数も破壊された、と話した。
彼の説明によると、ペシュメルガの民兵は米占領軍への兵站（へいたん）支援を
おこなっており、多くの部隊がハディッサの南西マハジン地区に展開している。
ペシュメルガは、これまで砂漠を通ってモスルからユーフラテス上流域の街にい
たる経路を利用せざるを得なかったが、今ではレジスタンスがイラクの西の端に架
かるラワ橋を除いてすべての橋を破壊した。ラワ橋は米軍に掌握されているが、イ
ラクの西部でユーフラテス川の両岸を結ぶ唯一の橋となった。
クドス・プレスはさらに、１３日夜の攻撃はアンバル州のユーフラテス川上流域
で発生した戦闘のなかでは、最近の４ヶ月間で最も激しいものだったと指摘した。
◆ハディッサ近郊： レジスタンスの迫撃弾が米軍基地を襲う
Resistance mortars slam into US base near al-Hadithah
イラク・レジスタンス勢が１４日夕、ハディッサ近郊のハクラニヤにある米軍基
地を砲撃した−−イスラム法学者協会が１４日夜１０時２１分の速報で伝えた。バ
グダッドのハディッサは北西２８０キロに位置する。
法学者協会が報じた傀儡警察関係者の話によると、１４日の夕方、イラク・レジ
スタンスが１時間にわたって、ラス・ジャスル・ハジランにある米軍基地を迫撃砲
で攻撃した。米軍施設から煙の柱が昇るのが見えたが、米軍の損害を隠す米軍流儀
のために、彼らからは詳細がなにも発表されていない。
●バグダッド Baghdad
◆迫撃弾がグリーンゾーンを直撃、占領協力者２人が死亡
Mortar shells batter “Green Zone” killing two Iraqi collaborators
グリーンゾーンと呼ばれバグダッドの共和国宮殿をとりまく厳重警護地域は、
１４日午後、迫撃砲による激しい弾幕の標的となった−−イスラム法学者協会が
１４日夜１０時２１分の速報で伝えた。
法学者協会が報じた傀儡警察関係者の話では、この激しい砲撃でイラク人の占領
協力者２人が死亡した。この情報提供者はそれ以上の詳しい情報に触れなかった。
◆宗派主義者の殺人が続く、バグダッドで２１人の遺体発見
Sectarian murder spree continues: 21 more bodies found in Baghdad
傀儡警察は１４日、宗派主義者による殺人の犠牲となった２１人の遺体を新たに
回収した。バグダッドのさまざまな地域に捨てられていたものだった−−イスラム
法学者協会が１４日午後９時３７分の速報で伝えた。
法学者協会は、死者のほとんどが縛られたうえに猿ぐつわをかまされていた、と
いう警察関係者の話を報道した。
◆ムサンナ空港の収容所で収容者がハンスト
Inmates go on hunger strike in al-Muthanna Airport prison
バグダッドにあるムサンナ空港の収容所に拘束された人々は、虐待に抗議すると
ともに、裁判も開かれず、いつまでも牢の格子越しにしか話ができないことから、
１４日にハンガーストライキを開始した。イスラム法学者協会が１４日午後３時
２１分の速報で伝えた。
法学者協会のレポートによると、イラク内務省に身柄を拘束されている収容者が、
彼らはハンガーストライキに入って獄中の状況を訴えることにした、と語った。米
軍とその傀儡勢力が管理する収容所全体が悲惨な状態におかれている。収容者たち
は、彼らが犯してもない犯罪を「自白」するまで裁判も開かれないと非難し、これ
によって彼らの容疑解明に何らかの進展が得られるのではないかという希望を抱い
ている、と指摘した。
２００７年６月１０日、イラク国民議会の女性議員シャダ・アル・アブシは、イ
ラク国内の収容所に４万人の国民が拘束されていることを明らかにした。そのうち
２万が米軍によって拘束され、２万人が傀儡政権の治安機関に拘束されている。さ
らに彼女は収容されている者の状態を「悲惨」だと述べた。
２００６年１２月には、アブダル・サラム・アル・クバイシ師の事務所が、イラ
クには３万７０００人の収容者がおり、彼らは「生殺し」状態に置かれていると発
表した。
◆バグダッド郊外： レジスタンス戦士が米軍装甲車を破壊
Resistance fighters destroy US armored vehicle in Baghdad suburb
１３日午後、バグダッドの南に位置するツワイサ地区で、イラク・レジスタンス
戦士が米軍装甲車を破壊した−−イスラム法学者協会が１４日朝１０時４５分の速
報で伝えた。
法学者協会が報じた目撃者の話では、レジスタンス戦士が米軍パトロール部隊を
待ち伏せして装甲車を破壊し、乗っていたアメリカ兵全員を殺傷した。
法学者協会は、ここ数日、レジスタンスの米軍への攻撃は国内の諸州で増えてい
るが、米軍司令部はアメリカ兵の死亡者数の真相を隠している、とコメントした。
◇バグダッドで２人の米兵死亡、米軍が認める
◇バグダッド： レジスタンスの爆弾で米兵３人死亡
◇アミル地区で自動車爆弾
●バビル州 Babil Province
◇ヒッラ： 奇怪な襲撃事件で一般市民９人が死亡
●カディシヤ州 Al-Qadisiyah Province
◇ディワニヤ： 爆弾攻撃で米軍ハンビー破壊
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オリジナル（英字） 編集 Muhammad Abu Nasr：
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
イラク情勢ニュース（URUK NEWS）
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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