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□石油はイラク国民の財産、米国には渡さない!/アラブ・バース社会党イラク指導部 [イラク情勢ニュース]
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2007_Baath_20070710.html
石油はイラク国民の財産、米国には渡さない!
The petrol is the property of the people of Iraq,
and we shall sever the hands which cedes it to the US!
アラブ・バース社会党イラク指導部
文化情報局
2007年7月10日
アルバスラネット掲載: 英文 アラビア語
偉大なイラク国民の皆さん!
わが党は石油問題に関する立場を再三表明してきたが、石油をめぐる現状はわれわれの立場を再度確認することを求めている:
1、イラクの石油を支配することは、アメリカの盗賊たちがイラク国民の富を、もっと大量に、ギャング的な手法で略奪するためだけでなく、石油を使って世界中を脅迫するため、そして大国を従わせて米国の独裁を地球規模で確立するために、イラク侵略の最重要な目的の1つであった。
2、石油の国有制を守ることは、武装したイラク革命によって占領に反対することになろうとも、イラク・レジスタンスにとって最重要の目的の1つである! したがって、イラク国民の所有物、イラクの産業、イラク国民の決断、イラク国民の分配、イラク国民の利用とサービスとして石油を守ることは、バース党の戦いと武装レジスタンスの最重要の目的の1つなのである。この愛国的な立場を脅かすどのような状況にも、そしてイラクの現実にも、われわれが躊躇することはありえず、石油の国有体制に触手を伸ばす者に対しては断固として立ちむかい、そのような者に対してあらゆる可能な手段を講じるであろう。現在の最も愛国的な基準は、国有化を維持し、われわれの最重要な物資であり戦略的富である石油の支配を、外国の多国籍企業に委ねることを拒絶することである。
3、石油法とはその国有体制を解消する計画であり、石油法によって米国に石油を譲渡しようとする者に対しては、それが誰であれ、わが党は警告を与える。この警告はいわゆる傀儡議会の議員に対するものであり、たとえ彼らの一部が石油法に反対したとしても、彼らはこのうえない反逆罪として裁かれることになる! 彼らはその審議にただ参加するだけだとしても、それは彼らの責任において石油を占領国に譲渡することになるのである。
4、さらに、バース党と武装レジスタンスは、西側の多国籍企業、特にノルウェー企業に強く警告する。このノルウェー企業は、参加から違法行為におよぶまで、占領の傀儡勢力となったイラク北部のギャングたちとの契約に署名した。イラク北部はイラクの一部であり、占領ゆえに正統なイラク政府が存在しないうちは、誰であれ石油を略奪する契約に署名することはできない。また、傀儡政府を操る占領体制が続くかぎり、いかなる協定にも署名することは許されない。
そうした違法な協定によって獲得したものが損なわれるとしても、それは完全にノルウェー政府が責任を負うべきであり、アメリカの占領に守られてイラク北部を統治するギャングとの契約によってイラクがこうむる損害への補償を含めて、われわれは奪われた完全な権利を正統な手段で取り戻すことを追求する。イラク国民の意思と国際法を尊重することなく、占領体制につけこんで自己本位の獲物を手に入れる政府の例として、われわれはノルウェーを罰することになる。
5、いわゆる石油・ガス法は、占領体制が完全に敗北し、軍事力を使って獲得できなかったものを撤退前に手に入れようとしていることを示す、新たな重要な徴候である・・・、換言すれば、石油法は米国の深刻かつ危険な特約を承認するものであり、それは半世紀にわたってイラクの石油を70%以上略奪するといった内容である。
彼らはこの協定を実現することによって、愛国的な前政府を倒したおかげで、戦略的な石油の特恵を手に入れるという最重要の目的を達成できた、と言いたいのであろろう。これは深刻かつ危険な結果となる。石油法が成立したあかつきには、キューバにおいてグアンタナモ海軍基地を99年間借用する協定をカストロ以前の政府と結んだように、軍事力と外交力に訴えてでも現地で適用されるべき合法的な事項とみなされる。キューバで革命政府が政権につき、領土(グアンタナモ基地)を返還するよう求めたとき、米国は選挙で選ばれた(革命で倒される前の)キューバ政府とのあいだに協定を結んでいたと主張し、返還要求を拒絶した。
こうした口実のもとで、グアンタナモ基地はキューバの領土でありあがらも、いまでも米国の支配下にある。米国は石油部門において、イラクでもこのグアンタナモ方式を再現したがっている! すべてのイラク国民はこの重大な現実を認識すべきであり、それは自由なイラクを深刻な事態においやるものである。言い換えるなら、解放されたあとにアメリカとの石油協定をキャンセルしようとしても、法律上の問題がひかえることになるのである。この問題に関して世界が同意しなければ、石油の解放は複雑な課題を抱えるだろう。
わが党はこの問題について、イラク国民とアラブの大衆、そして全イラクの愛国勢力にむかって、石油の国有体制はイラクの独立主権にとって最優先の問題である、と再度表明する。軍事的にイラクが解放されるとしても、石油が解放されないかぎり、完全なものとはならない。このことを踏まえて、わが党はアメリカ政府がイラクにおいてグアンタナモ方式を再演しようとしていることに警告する。なぜなら、解放されるイラクは矛を収めることなく、どれほどの犠牲を払うことになろうとも、イラクの石油を解放するために果てしない戦争をいどむだろう!
解放されたイラクは法律を駆使するだけでなく、石油はイラク国民の手の中と足下にあることを考慮して、あらゆる可能な手段でイラクの石油を取り戻すために天賦の権利を実践するだろう。キューバとイラクのあいだには基本的な違いがあることを、アメリカは忘れてはならない。イラク国民の鋼鉄の意志は、全世界人民の目の前で米軍に面目を失わせたが、アメリカが今になって胸に刻むようになった教訓と手段によって、再び面目を失わせることも可能だということを決して忘れてはならない。
(自由な石油管理なしに解放されたイラクはないという)戦争のスローガンを、われわれの最重要な戦略目標の1つに掲げよう!
記念すべき石油国有化の英雄、殉教した永遠の指導者サダム・フセイン万歳!
その同志であり後継者である指導的戦士イザト・イブラヒム・アル・ドーリ万歳!
イラク国民を唯一正統に代表するイラクの武装レジスタンス万歳!
バグダッド(=イラク)文化情報局
サダム・フセインの首都にて
2007年7月10日