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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10039680775.html から転載。
＜二大政党制の陥穽＞「反戦の母」シンディー・シーハンさん、米大統領弾劾をペロシ下院議長に迫る。
2007-07-13 09:36:57
gataro-cloneの投稿
テーマ：反米/ブッシュ政権批判の動き
5月末に一度は引退を声明し、その後の去就が注目されていた「反戦の母」シンディー・シーハンさんだが、最近テキサス州クロフォードで反戦キャンプを再開していた。そのシーハンさんが7月10日にクロフォードを出発し、23日ワシントン到着をめざし、反戦ツアーを行っているという。
このツアーの目的をワシントンポスト紙はこう報じている（誤訳を恐れず部分対訳をつけている）。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/09/AR2007070900221.html
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Sheehan Threatens to Run Against Pelosi
シーハンさん、ペロシ氏の対立候補として立つと迫る
By ANGELA K. BROWN
The Associated Press
Monday, July 9, 2007; 4:01 AM
アンジェラ K. ブラウン
ＡＰ通信
2007年7月9日（月） 4:01 AM
CRAWFORD, Texas -- Cindy Sheehan, the slain soldier's mother whose attacks on President Bush made her a darling of the anti-war movement, has a new target: House Speaker Nancy Pelosi.
テキサス州クロフォード -- シンディ・シーハンさんは、ブッシュ大統領への攻撃で反戦運動の象徴的人物となった戦死兵士の母親だが、この度新たな目標をナンシー・ペロシ下院議長に定めた。
Sheehan, who announced in late May that she was departing the peace movement, said she decided to run against Pelosi unless the congresswoman moves to oust Bush in the next two weeks.
シーハンさんは、5月下旬に平和運動から離脱すると表明していたが、もし（ペロシ）議員が今後2週間でブッシュ（大統領）追放に向けて動き出さなければ、ペロシ氏の対立候補として立つ決意だと、述べた。
"I think all politicians should be held accountable," Sheehan told The Associated Press on Sunday. "Democrats and Americans feel betrayed by the Democratic leadership. We hired them to bring an end to the war."
「政治家はみんな責任を感じるべきだ思う」とシーハンさんは日曜日ＡＰ通信に語った。「民主党員もアメリカ人も民主党指導部には裏切られたと感じている。私たちは戦争を終結させるために彼らに肩入れしたのだ」
（中略）
Sheehan recently said she was leaving the Democratic Party because it "caved" into the president. Last week, she announced her caravan to Washington, which she calls the "people's accountability movement."
シーハンさんは最近、彼女が民主党を去っていったのは、民主党が大統領に「たらし込まれている」からだ、と語っている。先週彼女はワシントンへのキャラバンを、「人民の責任要求行動」と呼んでいると発表した。
（以下略）
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【gataro】
シンディーさんの思いは、gataro の感じるところではこうである。 ⇒
アメリカでは、二大政党制が定着し、ほとんどの人が二つの選択肢から「よりましな」ものを選ぶしか方法がなかった。しかしそれは繰り返し、いや常に、平和と民主主義をダメにしてきた。ベトナム戦争において然り、イラク戦争においてももちろん然りである。かつてシーハンさんも民主党員だった。それは二大政党制という限られた選択肢がさせた結果なのだ。
5月下旬にシーハンさんがいったん運動からの離脱を表明したのも、二大政党制の大きな限界を感じたからだ。
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シンディは実際に何と言っているのか（レイバーニュース）
http://www.labornetjp.org/news/2007/1180666415737staff01
マブイ・シネコープの木村修です。（mabui1101@nifty.com ）
昨日からの『シンディ引退報道』について。私も昨晩から少し彼女のメツセージやインタビュー記事を手にして、ニュース報道がその『どの部分をとりだすか』でまったく意味が変わるものであることを痛感しています。
友人の向井さんが要点を抜粋してくださいました。
全文を和訳して紹介するのはまだ時間が必要と思いますが、シンデイが実際になんといっているのかを知らせてくれる重要な紹介原稿ですので、ご本人の了解を得て投稿します。
是非皆さんも、今後もつづく各紙の報道に仕方にご注目ください。(以下、６月１日付け本文)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
横浜 向井です。
私の友人から「シンディ引退」の報道にショックを受けている人が多い、と聞きました。彼女のブログ、議会への公開書簡、その後の独立系メディアとのインタビューから判断すると、彼女は
「民主党から離脱する」（彼女は民主党員でした）
「二大政党制の内部・周辺での政治活動はやめる」
「反戦運動の＜顔＞はやめる」
「キャンプ・ケーシーは売却してもよい」
と言っていますが、イラク反戦、占領終結のための闘いをやめるとは一言も言っていません。むしろ、これからも血の通った人間として、イラクでの殺戮を伴う占領 （murderous occupation)を一刻も早く終わらせるために、イラクの苦しみを終わらせるために、活動する、と言っています。キャンプ・ケーシーは役割を終えたが、最近設立したCamp Casey Peace Institute として７月４日のフィラデルフィアでの会合に、思いを同じくする市民の参加を呼びかける、戦争システムに買収された二大政党制ベースではない闘い方を考えよう、と呼びかけています。
また、彼女のブログに寄せられたコメントは多くが「ありがとう」「こんなに頑張った人はほかにはいない」「少し休んで心の平和を取り戻して」（民主党内部から中傷を受けていたので）「私達の闘いが問われている」などの彼女の活動を称え、感謝し、自らの力不足を顧み、自分の心にかなった活動をしてほしい、と励ますものです。
私も彼女が民主党を見放すまでにかけた時間と労力、家庭のことも含めた立場の一貫性に深く頭を垂れるものです。国境も宗教も党派の利害も越えて、人としてダイレクトに、不正に苦しむ人々と深い共感と連帯をもって立つ彼女の姿勢は何も変わっていないので、簡単に「引退」という言葉だけを広げてほしくない、と思い、ま、政治的な分析は多々あるでしょうが、 とりあえず書いてみたくなりました。（向井真澄）
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