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モスク強行突入承認 パキスタン大統領 神学生に最終警告【東京新聞】
2007年7月9日 夕刊
【バンコク=平田浩二】パキスタンからの報道によると、首都イスラマバードのモスク(イスラム教礼拝所)「ラル・マスジード」などに武装した神学生らが立てこもっている事件で、ムシャラフ大統領は八日夜、治安部隊のモスクへの強行突入を承認、武装学生らに「最終警告」を発した。周辺は極度に緊張が高まっている。
突入の時期は不明だが、モスク内には八百人以上がいるとみられ、女性や子供が「人間の盾」になっているとされる。突入すれば多数の死傷者が出る恐れがある。
武装しているイスラム過激派は外国人を含め約六十人とみられ、中には二〇〇二年の米ウォールストリート・ジャーナル記者殺害事件や〇三年のムシャラフ大統領暗殺未遂事件に関与したメンバーもいるという。
大統領は七日、「降伏しなければ殺害する」と武力解決も辞さない姿勢を示したが、ハク宗教問題相は「中心メンバーは逃げ道を確保するため女性や子供の殺害を開始すると政府に圧力をかけてくるだろう」と述べた。
政府は三日の事件発生後の死者を双方で二十四人としているが、AFP通信によると、立てこもっているモスク指導者ガジ師は地元テレビ局に「八日の銃撃戦で三百三十五人の学生らが殺害された」と伝えた。
ガジ師らは「イスラム原理主義による革命でパキスタンを打ちのめす。われわれの血は無駄にはならない」と決意を書き記しているとされ、投降に応じる可能性は低い。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007070902030963.html