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米拘束作戦、直前に中止 潜伏のザワヒリ容疑者【中日新聞】
2007年7月8日 11時28分
【ニューヨーク7日共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は7日、米情報当局者らの話として、国際テロ組織アルカイダのナンバー2、ザワヒリ容疑者がパキスタン北西部の部族地域に潜伏しているという確度の高い情報を、米軍などが2005年の早い段階に入手、大規模な拘束作戦に踏み切ろうとしたが、直前になって見合わせていたと報じた。
当時のラムズフェルド国防長官が、作戦要員に与える危険性が高いことや、反米感情の強い北西部での大規模作戦はパキスタンのムシャラフ政権との関係を悪化させると判断したという。ザワヒリ容疑者は部族地域の北ワジリスタン地区で開かれる会合に出席するとの情報だった。
同紙は、ビンラディン容疑者を含めたアルカイダ最高幹部の居場所については05年半ばまでは情報も多かったが、それ以降は有力な情報が得られていないとしている。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007070801000166.html