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自爆テロで死者100人超 イラク、治安悪化止まらず【中日新聞】
2007年7月8日 00時03分
【カイロ7日共同】イラク北部トゥズフルマト近郊の村にある市場で7日、爆弾を積んだトラックによる自爆テロがあり、フランス公共ラジオによると複数の地元当局者は、住民ら105人が死亡したと語った。現場はイスラム教シーア派のトルクメン人が住む地域で、スンニ派武装勢力による犯行の可能性がある。
イラク駐留米軍は首都バグダッドなどで武装勢力や民兵組織を対象とした軍事作戦を続けているが、治安の悪化は止まらず、市民を無差別に狙ったテロはやむ気配がない。首都バグダッドでも同日、イラク軍兵士を狙った自爆テロがあり、兵士ら6人が死亡した。
6日夜にもイラン国境近くのシーア派クルド人の村で自爆テロがあり、22人が死亡した。
トゥズフルマト近郊のテロでは、家屋や商店計60棟と車両10台が破壊され、犠牲者の多くは倒壊した建物の下敷きになったとみられる。
一方、イラク駐留米軍によると、バグダッドで路上の仕掛け爆弾攻撃を受けるなどし、5日から6日にかけて、新たに米兵9人が死亡した。南部バスラでは6日、英軍が武装勢力の大規模な捜索を実施、英兵1人が死亡した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007070701000594.html