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毎日【イラク駐留米軍：海兵隊員らが非武装捕虜殺害の疑惑浮上】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20070708k0000m030038000c.html
イラク駐留米軍：海兵隊員らが非武装捕虜殺害の疑惑浮上
【ワシントン和田浩明】駐留米軍が大規模な武装勢力掃討作戦を行ったイラク中部ファルージャで０４年１１月、米海兵隊員らが拘束した複数の非武装捕虜を殺害した疑いが浮上し、米軍当局が捜査を始めた。米メディアが６日報じた。ＡＰ通信によると、状況を知る元兵士が米大統領警護を担当するシークレット・サービスに昨年応募した際、うそ発見器検査で告白し、捜査が始まったという。
捜査対象になっているのは、第１海兵師団第３大隊キロ中隊の当時の隊員５〜１０人。ファルージャで数人の武装勢力容疑者を拘束後、無線で上官に取り扱いを確認したところ「まだ生きているのか」との返事があり、これを殺害命令と誤認し実行した、と関係者の１人が証言しているという。
直接の脅威でない捕虜の殺害は殺人とみなされ戦争犯罪に該当する可能性がある。
海軍犯罪捜査局はＡＰ通信などに「０４年の秋に米海兵隊員が悪事を働いたとの信頼できる疑惑」を捜査中であることを明らかにした。疑惑を最初に報道したノース・カウンティ・タイムズ紙（カリフォルニア州）によると、約２０人の現・元海兵隊員が事情聴取を受けており、一部は刑事訴追される可能性がある。
同中隊の他の隊員は、０５年１１月にイラク西部ハディサで民間人２４人を殺害した容疑などで起訴されている。ファルージャでは０４年３月に米国人の民間警備要員が殺害され、海兵隊などが大規模な武装勢力掃討作戦を４月と１１月に実施、双方に多数の死傷者が出た。
毎日新聞 2007年7月7日 18時39分
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