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2007.06.29
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ファタハ古参幹部が内部批判
ファタハの上級幹部で中央委員会のメンバーであり、ファタハ設立者のひとりであるハニ・アルハッサン氏がファタハのほかの高官や指導者たちを手厳しく批判する内容のインタビューをアルジャジーラTVを通して発表した。ハッサン氏によると、ファタハ指導者たちは米国の将軍がハマスを潰すために作った計画の一部になってしまっているという。この発言はファタハ内部で反感を買い、ハッサン氏への非難も起こっている。
アッバス議長の上級顧問でもあるアルハッサン氏は、ガザで起こったのはファタハの敗北ではなく、米軍のキース・デイトン将軍のプランの敗北だったと語った。デイトン将軍は2006年1月の評議会選挙でハマスが勝利して以来、ハマス破壊を目論んでエルサレムに駐留していた。[註・表向きは治安部隊に対する米国からのアドバイザーだったと思う]
ハッサン氏はムハンマド・ダハラン氏のことをほのめかしながら、ファタハの何人かの指導者が米国とイスラエルへの追随者となり、ハマスを潰すための資金を米国から得ていたと非難した。
パレスチナのメディアによると、この発言によって、アッバス議長はハッサン氏の顧問職を解任したという。
また、西岸のファタハのリーダーのひとり、サミール・マシュラウィ氏はハッサン氏がクーデタを実行するのにハマスと協力をしたと批判している。
マシュラウィ氏はさらにファタハはハッサン氏が1カ月前、ハマス政治局長のハーレド・マーシャル氏に連絡を取り、ハマスを壊滅させるための計画があることを知らせ、それを防ぐように依頼したという情報を握っていると語った。
西岸ファタハ書記長のフセイン・アルシェイフ氏は、記者会見の席で、ハッサン氏がファタハを代表するわけではなく、アッバス議長にハッサン氏の法的な措置を要求していると語っている。
ハッサン氏はハマスがデイトンの計画を黙って待つことはなかったが、ハマスは反撃を予想外に大きく行ったと言っている。ハッサン氏が言うには、ファタハの95%の人々は、デイトン計画に関係せず、そんな計画の一部になることを受け入れないだろうということだ。
ハッサン氏はパレスチナ自治政府の正統性を支持し、ガザにおけるハマスの軍事支配を批判するとともに、ファタハとハマス、また他のパレスチナ党派の間でイスラエルと米国をうち負かすための要求の水準を作り上げる対話を呼びかけるとしている。
( Fatah leader slammed over statements release on Al-Jazeera より)
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[ファタハも一枚岩ではないだろうと思っていたが、勇気ある発言を古参の幹部が行った。それに対するファタハ内部からのバックラッシュもひどい。ファタハがこういう人たちを切り捨てていくのなら、内部の侵食も留めることはできないのではないかと思う]
p-naviinnfo
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200706292327.htm