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□外出禁止令でファルージャはまたも沸騰 ダール・ジャマイルの中東速報 [イラク情勢ニュース]
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2007/06/29 (金)
[飛耳長目録 today's news list]
☆外出禁止令でファルージャはまたも沸騰
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☆★外出禁止令でファルージャはまたも沸騰
Curfew-Bound Fallujah On The Boil Again
ダール・ジャマイルの中東速報 2007年6月27日付
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Inter Press Service
By Ali al-Fadhily
ファルージャ、6月27日発(インター・プレス・サービス)−−厳しい外出
禁止令と厳重な警備態勢が生活環境を困難なものにし、この包囲された都市の住
民を憤激させている。
バグダッドの西方60キロに位置するこの都市(=ファルージャ)の包囲は、
2ヶ月目に入った。この都市の苦境に対して、国際世論の関心がむけられる徴候
はほとんどない。イラク人のレジスタンスに大きく共鳴するファルージャは、2
004年に米軍から2度の大攻勢を受けた。
11月の2度目の攻撃で、人口35万人を擁する都市の約4分の3が破壊され
た。今、ファルージャは厳しい外出禁止令によって新たな攻撃を受けており、住
民は周囲から遮断され閉じこめられている。
以前は米軍と一緒に働くイラク警察を支持していた人々の多くも、今ではそれ
に反対している。
アハメドとのみ名乗った市内のある指導者は、「警察の編成に反対する者もい
たにもかかわらず、われわれは全力をあげて警察を支持してきた」と、IPS(
インター・プレス・サービス)に語った。「その時、警察は占領軍に奉仕するだ
けだと彼らは言ったが、われわれは彼らを安定と秩序に反対する者だと非難した
。残念ながら、彼らの方が完全に正しかったようだ」。
現在、自動車は1ヶ月近く、ファルージャ市内の道路を走ることができない。
通行禁止は自転車でも同じだったが、その後、住民が自転車に乗ることは承認さ
れた。
「神とブッシュ大統領の好意に感謝するよ」と、34歳の教師アラアが言った
。「なんてったって、自転車で路上を移動することがわざわざ許可されるとは、
自由世界ではこの街だけさ」。
5月21日には、攻撃が続いたあと、米軍とイラク軍がファルージャで厳重な
取り締まりをおこなった。イラク支援協会(IAA)のような現地の非政府組織
は、米軍がファルージャ市内への出入りを許可しない、と報道陣に発表した。
IAAのスポークスマンをつとめるファタハ・アハメドは、「供給物資が手元
にあるのに、それを市民に届けることができない。住民は恐怖で食料を捜しに外
に出ることができず、子どもたちは不潔な水を飲んで下痢(げり)と病気を患っ
ている」と記者たちに説明した。「外出禁止令のために病院に行くこともできず
、妊婦が自宅で出産している、という情報もわれわれに寄せられている」。
病院はユーフラテス川を隔てて市街地の対岸にあるため、ほとんどの銃院が医
療サービスを受けるころができない。特別な厳戒態勢をとる検問所もあって、市
内での移動は厳しく制限され、ほとんどの商売が止まっている。携帯電話のサー
ビスは、1年前に警察が禁止した。
外出禁止令のために、住民たちは商店街に行って必需品を買うことさえもでき
なくなった。住民はIPSに、24時間のうち電気が通うのは平均2時間だ、と
話した。
覆面で顔を隠したある若者は、「彼ら(=米軍)は今度は新たな兵器で移民を
殺している」とIPSに語った。「ガソリンは1ビンで20ドル、トマトは1キ
ロ1ドル50セントもするのに、住民は働きに出ることさえできない」。
55歳のハッジ・マフムードは、「屋根にいる米軍の狙撃兵は、家族のために
1口分の食料を求めて歩き回るわれわれの姿を見て楽しんでいる」とIPSに話
した。「ファルージャは今でも3年前に米軍を追いだした街のままだ、と、彼ら
に思い知らせてやりたい」。
焼けつく太陽と45度にもなる気温で、生活はマヒして微動だにしないように
見える。
匿名でIPSと話をした40歳の弁護士は、2005年1月30日の選挙に言
及し、「一部の市民があのいまいましい選挙に参加したせいで、われわれは汗を
かきながら死んでゆくのだ」と語った。
彼は、「賢明な人はわれわれに選挙に行くなと言ったが、われわれは事態の改
善を約束したイスラム党という悪党どもを信用したのだった」と語った。ファル
ージャの多くの市民が、米軍協力的なイスラム党がアンバル州の治安作戦を主導
しているのだと非難する。ファルージャもアンバル州内にある。
現地のある政治アナリストが、匿名でインターネットを通じてIPSに見解を
示してきた。
「市民に平和と繁栄をもたらすという旗のもとにファルージャを掌握するなん
て、君たち(アメリカ人)こそがそのような徴候をすべて奪っているんだから、
ありえないことだろう」と彼は述べた。「この犯罪について語れないなら、アラ
ブもイスラム教徒も、国際社会もみずからを恥じるべきだ。」
「それにもかかわらず、アメリカの指導者はさらなる失敗に向かって時間を費
やそうとしており、彼らが望んでいるのは手品で失敗を成功に変えるようなもの
だ。民主党がブッシュ政府と安っぽいとりひきをしているかぎり、イラクでは平
和を望むべくもない」。
アンバル州の治安作戦を調整している国防省のアジズ・アブデル・カデル中佐
は、治安を維持うるためには午後6時から午前8時までの外出禁止令が必要だっ
た、と語った。
彼は先週、バグダッドで「外出禁止は一時的な措置で、まもなく終了できると
期待している」と報道陣に語った。「支援団体をファルージャに入らせる方法を
模索しているが、しばらくは危険すぎる」。
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