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混乱が続くイラクで今月、平和テレビ局「IFC(イラク自由会議)サナ(光)衛星テレビ」が本放送を始めた。宗派や民族を超え民主的な社会作りを目指す同会議が国際社会に協力を呼び掛け、資金約4300万円の大半は賛同する日本の市民が全国でイベントを開くなどして集めた。30日、開局記念集会が千葉県船橋市の「勤労市民センター」で開かれる。
日本で支援の中心となった「イラク平和テレビ局募金委員会」(事務局・東京都)によると、イラクのテレビ放送は米国や各宗派の影響で公正な情報が市民に伝わりにくいという。06年1月に東京都であった国際会議で、サミール・アディル・IFC議長が民主的な理念を共有する手段としてテレビ局の必要性をアピール。賛同した市民らが全国300カ所以上で子ども絵画・写真展を開くなどして資金を集めた。
今年4月に開設し、試験放送を経て今月19日に本放送を始めた。これまで、4月にフィリピン・マニラで開かれた平和大会の様子や日本の絵画展などを放送。今後は女性や子供をテーマにしたドキュメンタリーなどを放映し、市民の手でイラク社会を作ろうと呼び掛ける。日本でも8月ごろまでに約50カ所で集会を開き、放映された番組を紹介するなどして支援の輪を広げる考えという。
衛星テレビのため、中東とヨーロッパの全域で視聴可能。日本では見られないが、放映画像に日本語のナレーションを付けてインターネットで配信し、収益を今後の取り組みに生かす予定だ。同委員会は「全世界で意識を共有し、平和で民主的なイラクの社会を作りたい」としている。問い合わせは同委員会(03・3267・0266)。【中川紗矢子】
毎日新聞 2007年6月29日 15時00分http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070629k0000e040075000c.html