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ユーゴの市街地に景気よくクラスター爆弾を落としたNATO各国主催のリンチ法廷が、セルビア人のクラスター爆弾使用を「非人道的」として断罪したそうです。
泉下のオーウェルもニヤリと笑うであろう素敵なブラックユーモアです。
【関連記事】
ユーゴスラヴィア大統領の獄死について(IAC)の声明
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/531.html
国際戦犯法廷に起訴されるべきはNOTOだ!
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-23-ram.html
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20070614k0000m030046000c.html
旧ユーゴ国際戦犯法廷:クラスター爆弾使用で懲役35年
【ブリュッセル福原直樹】旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)は12日、旧ユーゴ紛争でクロアチアの一部を占領した元セルビア人勢力指導者、ミラン・マルティッチ被告(52)に対し「クラスター爆弾を使用した」などとして、殺害や虐待、人道に反する罪などで懲役35年の判決を下した。判決ではクラスター爆弾の使用を、一般市民への「無差別攻撃」と断定。同爆弾の非人道性を糾弾する異例の判決となっている。
判決によると、警察官だった同被告は91〜95年の間、クロアチア南部で独立を宣言したセルビア人中心の「クライナ自治区」で、大統領などに就任。クロアチア人を弾圧し、数万人を追放した。
同被告は95年5月2日午前と3日昼、警告のないままロケット砲でクラスター爆弾をクロアチアの首都ザグレブに投下。爆弾は小児病院や劇場、学校のほか、広場、商店街を直撃、両日で7人が死亡、214人が重軽傷を負った。
法廷調査によると、攻撃で使用されたのは「M87オルカン」という誘導が不可能なロケット砲撃砲。各ロケットに288個の子爆弾が装着され、着地の際、1ロケットあたり計12万個の小さな鋼球をまき散らした。判決は「付近10メートルの人間は死に至る」とした。
弁護側は「軍事目標を狙った」と主張したが、判決は「都市部では一般市民に膨大な犠牲者が出る」と指摘。砲撃が通常の飛行距離(50キロ)ぎりぎりから行われたため「正確な攻撃は不可能で、無差別攻撃だった」と断定。さらに「当時の報道などから(同爆弾の)無差別性は周知の事実だった」と被告が非人道性を知りながら同爆弾を使った点も断罪した。
毎日新聞 2007年6月13日 19時31分