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Palisadesでの地震記録を見て思うこと:
WTCの崩壊時、コロンビア大学パリセーズ地震観測所が、奇妙な波形を捉えている。これは良く知られている。http://www.911review.com/errors/wtc/seismic.html
波の到達時刻が、WTC崩壊時と整合的であるので、この信号をWTC崩壊に帰することは合理的だ。この波を見て気付いたニー三点を以下に書く。これらは既に他の研究者によって指摘されているやも知れない。その場合は、繰り返しになるのでこの投稿は無視頂きたい。
まずは事実関係の確認:
(1)コロンビア大学による爆発源規模の見積もりはMLを用いている;
(2)信号は、WTC北方34kmのパリセーズで記録されている;
(3)公開されている波は東西方向の運動である。
(4)2つの最大ピーク信号は(9時59分04秒、及び10時28分31秒)は前駆的小シグナルによって先行されている。その先行時間は5-7秒程度である。
MLとはLocal Magnitudeの意である。波源が近い時には、それによって生ずる波動の最初に到達した信号の振幅(P波)を用いず、信号群の中から最大のものを選んで測定する。実際最大の信号のパリセーヅへの到着は最初の信号の到達から5−7秒遅れている。マグニチュードはこの振幅を測定してestimateされたのであろう。
次に最大の振幅を与えた信号の素性を考察する。到達時からそれは、地震学で言うS波であろうと思われる。この推測は上記(3)とconsistentである。つまり北へ走る波の進行方向に対して地動は進行方向と直交する東西方向に揺れているからだ。
上記の議論から、パリセーズが公開した地震計記録で、振幅の大きい信号はS波であろうと結論できる。一般的に良く知られた事実であるが、爆破源はS波を放出しない(理論的にも確かめられている)。ただし爆破源に小細工を施すとちょっぴりであるがS波がでることもある(この小細工をEvasionという)が、これほど大きいS波を爆発で生起することは考えにくい。ただし、これは、controlled demolitionの仮説を排除しない。この場合は、爆発源は多数、構造物の各層に埋め込まれているから、どのような信号形状になるのか、実際のシミュレーッションをまたねばならない。
というわけで、WTC崩壊研究者は、もう一つ解明されねばならぬ課題を背負ったことになる:「何故、かくも大きいS波が出たのか?」。例えば、巨大物体が周囲の地盤の壁をこすりつつ崩落すればよいのだが、こんな過程は現実的だろうか?
幾つかのHPで、信号の形状がスパイク状であるから、爆破であるなどとかなり乱暴な議論をしている。波形記録の記録紙をゆっくり動かせば、信号形状はスパイク状になる。又、小規模な自然地震の記録もスパイク状であるから、現実問題として、鉱物、石などの採掘現場の爆破と自然地震の区別が付かない事もままある。